スタンドから眺める木漏れ日
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2005年08月03日(水) |
彼女に会いたくなるとき |
明日、1週間ぶりに彼女に会いに行く。 日曜日だから、きっとまた大勢の見舞い客に囲まれているだろう。 彼らのおしゃべりとお気に入りのBGMを聴きながら、彼女はすやすやと眠っているに違いない。 そして時々、興味のある話題になると瞼がピクピクッと反応するのだ。 先週と変わらない様子に、「もぉ、早く起きろよ〜」と思いつつ、安堵感をおぼえる。 だから、また彼女に会いたくなってしまうのだ。
彼女が入院している事を知ったのは、7月のことだ。 連絡をくれたのは、中学を卒業して以来、まったく連絡をとっていなかった友人だ。 彼女とも、卒業以来会っていなかった。
「この街にいるなら、できるだけ早く会いに来て!」
状況は深刻だった。 先延ばしにすれば、きっと後悔する…そう思い、翌日病院へ向かった。 病室には、ご家族の方と、同じように連絡を受けたであろう友人たちが大勢集まっていた。 その真ん中で、彼女は眠っていた。 大声で名前を呼んだら、ゆっくり起き上がってくれるような、そんな様子だった。
今週いっぱい、いや7月いっぱいもってくれれば…そんな状況から1ヶ月。 彼女は、今日も病室で眠っている。 明日は、最近見た夢の話でもしようか。 彼女が、私の隣でニコニコ笑っていた、あの夢の話を。
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