ゆれるゆれる
てんのー



 『漢字百話』

ほんとね、12時までに携帯で日記を書いてアップロードするのがつらい最近の日々。
さぼってるわけじゃないと思いたいんだが。。。

白川静『漢字百話』読了。
老知識人(と敬意をこめて呼ばせていただく)の積み重ねてきたものの結晶であり、とても重たくてそして興味深い。

漢字というものについて、ぼんやりとおもっていた疑問や不思議さのいくつかが、間違いなく解消されました。
俺たちの文化の、おおもとをつくる存在だよ。漢字は。
そしてこの文字について、現在日本最高の造詣をもつ人からのすばらしいプレゼントだと思う。こういうものを読めるのは。

なんつうかね、この人の文章って、現代っぽくないのね。極端に言えば「論理学」(ヨーロッパ的な)を無視しているというか、自由自在というか。
戦前の科学者の文章(寺田寅彦みたいな)を思い出させる。
論証、根拠、なんてのに脅迫されたような、現代の「科学的文章」ばっかり(新聞記事なんかもそうだけど)読まされてると、懐かしいの一言。

老先生すてき。

2004年04月03日(土)
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