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■ ××記念日
ネット接続の調子が悪い。なんでも4月14日は「オレンジデー」だそうだ。「知ってた? オレンジデー」っていう見出しが朝日新聞のサイトにあったのだが、このページがなぜか開けない。だから由来は分からない。
ホワイトデーにしても、チョコレートのお返しに、という業界の狙いはわかるが、ホワイトでなければいけない理由はなんだろう。「聖アウグスティヌスデー」「聖ザビエルデー」ではなく色の名前を持ってくるあたりに、何かありそうだが。白、オレンジという選択もなんだかいやらしい。
じゃあ5月14日の名前を当ててみよう。雰囲気的には緑あたりか。「Green Day」あれれ(表記は「グリーン・デイ」がよろしいかと)。しかもその前に4月29日があるし。ていうかあれもなんで「昭和天皇誕生日」じゃいけないのか分からない。ただわかるのは、天皇制さえ続けば1000年後の日本はほぼ毎週祝日があって幸せ(または衰退している)だろうなあということか。
たしかもうすぐ、ジョルディだかジョルジュだか、なんか人に本をあげなきゃいけない記念日もあったような気がする。あれ今月だったっけ。うざいなあ。なんで名前から何から全部ヨーロッパ人ふうなんだろう。
名前自体を「好きな人に本を贈る日」にしてしまえば、すっきりすると思いませんか。それで、「由来: 実は聖ジョルディが昔・・・」ってうんちくを書いておけばみんな賢くなった気がするし。
全部そうでしょう。わけも分からずに「クリスマス」「クリスマス」って祭りの一種だと思い込んで、国中でムード満点を演出しようとするから、エッチするためにプレゼントに頭を悩ませるような(俺のことじゃない、と思いたい)ことになっちゃうわけでして。
初めから「馬小屋であの幼子が生まれた日」「東方からあの三人が贈り物を持って来た日」とか、思わせぶりな名前にすれば、みんな毎年「何だろう?」と考えるきっかけができるわけだ。
だから例えば「終戦記念日」って正しいネーミングだと思う。もし「平和記念日(or平和祈念日)」なんて適当な名前にしていたら、みんなとっくに忘れてると思うよ。
だから「勤労感謝の日」「海の日」なんて、ネーミングにうそがあるから日付さえうろ覚えでしょう。民主主義・平和国家の祝日に「大嘗祭」「海軍発足記念日」とは名づけられないもんね。
えーと結局、オレンジデーはなんなんだろう・・・。ホワイトデーは今やマレーシアでも広まりつつあるからなあ。ビジネスってこわい。
2003年04月14日(月)
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