|
|
■■■
■■
■ SARSが街にやってきた
マレーシアでもついに、例の「SARS」感染者が出たらしい。シンガポールでは死者だって出ているのだから、遅かれ早かれとは思っていたが。まずシンガポールにくっついてるジョホールバル(JB)、それからイポー、ペナンなどで、何人かから見つかったのだとか。 (と書いたところで、速報を読んだ。肺炎で死んだジェラントゥットの男性が、マレーシア初のSARSによる死者と確認されたらしい。今日の話。)
KLではまだいないらしいのだが、どうもネット上で「バンダル・サンウェイ(=学校の近所)で感染者が出たらしい」と情報が流れたらしく、なんとなくみんな不安げだ。風向きはよろしくない。
こういう状況になると、すぐ過敏になって騒ぎ出す人間がどこにも必ずいて、深く考えもせずにパニック状態を作り出して喜んでいるようにも見える。最近もニュースで見たが、香港から帰国の飛行機に乗っていた人が咳き込んでいるのを見て、「香港 + せき + 流行のネタ = SARS」だ!! とパニックに陥る。まことに論理的な頭脳回路をお持ちである。
そりゃいいけど(俺に関わりのない限り)、おかげで既にシンガポール発広島行きなんていうレアな路線が運休になったし、これからぼちぼち影響が及んできそうだ。
これが今日の新知識の一つ。
それから、今週は、中華系マレーシア人が、ご先祖に祈りをささげる時期だったらしい。受付のジーナが田舎へ帰っているのもそのためだそうで、なんというか日本で言う「お彼岸」のようなものらしい。
これがもう一つの新知識。やっと謎が解けた。
今週のあたまくらいから、御用達レストランの「ミーヨーク」(中のエコノミーライス屋に、例のシャクレの兄ちゃんがいる)、「サクセス」(ときどき行くとハトの糞を食らったりする)ともシャッターを硬く閉ざしていて、郊外の悲しさ、俺は他の店まで行く気力もなく、食いっぱぐれの欠食児童みたいになっていたのだが、別に店じまいしたわけではなかったのだ。
現に、今日は久しぶりにサクセスがオープンしていた。 実はどっちも同じ経営者の店で、荷物をまとめて田舎へ帰ったんじゃないか・・・と一度は悲しみに暮れたんだけど、「お彼岸」ももう終わりだそうで、来週は真人間の食生活に戻れそうだ。
2003年04月05日(土)
|
|
|