ゆれるゆれる
てんのー



 カモとテロ

 プライベート(サシ)で新しく教えることになる。マラヤ工科大学の学生だそうで、マレー系のきれいな女の子だ。それにしても頭がいい。回転が速いのが初対面でもすぐわかる。日本人でなくてもこういうのはけっこうピン、と来てしまうものだ。残酷なものである。僕など世界中どこへ行っても、抜けてるトロい奴としか思われないだろう。絶好のカモが来た、くらいが関の山だ。いや、実際そうなのだが。

 カモといえば、土曜日にチャイナタウンに行ったとき思ったのだが、やはり英語だけではまずふっかけられるのを心配しないといけないし、どんどん後回しにされてしまう。マレー語ならまず安心だが、なんといっても華人あってのマレーシア経済、中国語で少し注文なりなんなりできるとずいぶん有利だ。英語が話せると10億人と話せるらしいが、北京語が話せるとまず15億人は固い。シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、・・・華人たちの数も馬鹿にならないからだ。KLなら広東語、ペナンやジョホールなら福建語がベストらしい(面白いことに、ペナンの福建語とジョホールのそれは日本語の方言どうしほども違うらしい)。

バリ島の爆弾テロは、もうテロがいつ自分の身に降りかかってもおかしくないことを確信させるのに十分すぎる。犯行を疑われている「ジェマー・イスラミア」というのは近頃マレーシアでも摘発だとかでにぎやかな団体だ。
これは、しかし、まさかバリで。それなら・・・そういう意味での危機感だ。

2002年10月15日(火)
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