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近代文明は馬鹿を量産した。 言い過ぎか、改めよう「戦後文明は馬鹿を量産した。」 馬鹿が馬鹿たるのは素質でも遺伝でもなく隔離の故だ。 隔離を生むのは分類であり、分類こそ近代文明の真髄である。前世紀百年をかけてわれわれは階級を生み出し続けてきた。むろん人類普遍の行為である。 さて隔離は無知を生み無知は無関心を拡大再生産する。馬鹿というのは無知の結果ではなく無関心の結果である。無関心の対義語が愛だが、そのために馬鹿がクローン的に増殖する球体の上を遍く愛なる言質が覆っている。
2002年05月04日(土)
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