与太郎文庫
DiaryINDEX|past|will
2008年03月16日(日) |
波多野家の人々 〜 少年期から老年期へ 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20080316 ── 毎日書斎で本を読み続ける父を見て、少年は何故お母さんばかり が買出し、父は書籍に没入しているのか理解出来ない父を切々と母にな じり続ける。母勤子は、息子の疑問に対し「お父さんの正しさは やが て歴史が証明してくれるのよ」と回答する。ここに「少年期」の最も素 晴らしいストーリがあり、今も観るものを感動させる。 しかし映画では、毎日本を読み続ける父のうしろ姿はどうも、心理学 学者波多野完治であり、リベラリスト波多野完治ではない。しかし、実 は当時波多野先生が密かに一生懸命学習されていたのは、国禁書のドイ ツ語版「資本論」であり、こういうキーポイントがこの映画では鮮明に なっていない。── 西川 □□《映画「少年期」を観て》 http://www.ric.hi-ho.ne.jp/nishikawasan/yomi/hatano.htm
波多野 完治 発達心理学 19050207 東京 20010523 96 /勤子の夫/里望&誼余夫の父 /お茶の水女子大学長/フランス心理学/生涯教育/視聴覚教育論 ──《文章心理学入門 1941 三省堂 1953 新潮社》 《ことばと文章の心理学 19580415 新潮文庫》《吾れ老ゆ故に吾れ在り 1993 光文社》 ──────────────────────────────── ♀波多野 勤子 児童心理学 19051221 東京 19780915 72 /里望(一郎)の母/完治の妻 /学習院大名誉教授/異19051226朝 ──《少年期 1951 光文社》 ── 木下 惠介・監督《少年期 19510512 松竹大船》《少年期 19620504 NHK文芸劇場》 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 波多野 里望 国際法学 1931‥‥ 東京 20080316 76 /勤子&完治の長男/ミキの夫 /学習院大学教授/── 書簡集《少年期 〜 母と子の4年間にわたる手紙 〜 1947-1951》 ──────────────────────────────── 波多野 誼余夫 認知心理学 1935‥‥ 東京 20060113 70 /勤子&完治の二男(ぎよお) /東京大学教育学部卒業/獨協大学教授、慶應義塾大学文学部教授を歴任/教育心理学 /ポール・ギョームにちなみ命名/放送大学教養学部教授在職中に急死 ──────────────────────────────── Gide, Andre' Paul Guillaume 18691122 Paris 19510219 81 /アンドレ・ジイド(ジード) ──────────────────────────────── 波多野 □□ 193.‥‥ 東京 /勤子&完治の三男/東大進学 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 波多野 鷹(よう)小説 19681010 東京 長野 /里望の長男/籍=幾也(いくや) /学習院高等科卒業。学習院大学文学部心理学科中退/久美 沙織の夫 ──────────────────────────────── ♀久美 沙織 小説 19590430 岩手 長野 /波多野 鷹の妻/旧姓=菅原 稲子
── 波多野 里望氏(はたの・りぼう=学習院大名誉教授、国際法) 16日午後9時10分、舌根がんのため東京都新宿区の病院で死去、 76歳。東京都出身。国連の人権小委員会委員などを歴任した。 葬儀・告別式は近親者で済ませた。お別れの会は4月20日午後1時 から東京都新宿区下落合2の14の22、波多野ファミリスクールで。 喪主は妻ミキさん。 http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2008031901000833.html ── 東京開成中学校(現開成高等学校)入学、長野県立諏訪中学校 (現長野県諏訪清陵高等学校)卒業、旧制第一高等学校卒業、東京大学 法学部卒業。東京大学法学博士。学習院大学名誉教授。日本政府代表代 理・国連人権小委員会委員、国連拷問被害者救済基金理事、国際法協会 理事、世界法学会理事、国際連合学会理事、日本ユニセフ協会理事、 財団法人波多野ファミリスクール会長。 父は元お茶の水女子大学学長の波多野完治。母は心理学者の波多野勤 子。子は小説家の波多野鷹。 また、里望は波多野勤子の往復書簡集《少年期》の主人公である。 国際法の分野で研究・教育に従事する傍ら、外務省や国連の実務にも 積極的に携わる。また、日本言語技術教育学会の初代会長を務めたほか、 言語・教育の面でも幅広く活躍。── (Wikipedia) (20080402)
|