与太郎文庫
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2005年07月27日(水) |
学楽同穴 〜 日記と手紙 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050727 文学は悪友だ。味方だと気を許していると、とつぜん敵にまわるのだ。 音楽は、女友達だ。機嫌の良いときならいいが、そうでない時には、 とても冷淡にあしらわれる。 美術は、まるで兄弟のようなものだ。 自分のいやなところをすべて持ちあわせている。どのあたりが他人に ばれているかまで、知りぬいている。(Day'2001) ◇ 音楽と美術と文学は、役に立たない芸術の序列である。 役に立たないものほど、公正な論理を要求される。 さしものゲーテも、音楽のことはよく分らなかったらしい。 ダ・ヴィンチは、ギターを奏したと伝えられるが、物的証拠がない。 ダ・ヴィンチは、三十才のころ、擦弦楽器を考案したらしい。 《モナリザ》の背景は、あきらかに中国の山水画を模倣している。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1780631 ── プレミアムステージ超時空ミステリー SP世紀の天才・ダビンチ 最大の謎と秘密の暗号▽最後の晩餐に隠した謎の女性“M”の正体 ▽闇の秘密結社を暴く▽モナリザ微笑の仮面▽悪魔すむ大洞窟潜入 ▽鏡に浮かぶ終末予言大ベストセラーの真実 世紀の天才とうたわれたレオナルド・ダビンチ。彼が作品に込めた数 々の秘密を浮かび上がらせたダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」 は全世界でベストセラーとなった。この本を切り口に、今なおダビンチ が投げ掛け続ける数々の暗号を最新技術を駆使して解明する。修復を終 えた「最後の晩餐」に現れた、いないはずの女性。果たしてその女性の 正体は何か。出演は、竹中直人, 米倉涼子, 藤木直人, 荒俣宏 ── 《秘密の暗号 20050312 21:00〜22:54 フジテレビ》 絵を描く音楽家や作家は居たが、小説を書いた作曲家はワグナーだけ らしい。 ── ワグナー《ベートーヴェンまいり》
Binding, Rudolf Georg 18670813 Germany 19380804 70 /♪《トム・タフ》 ── ビンディング/国松 孝二&高橋 健二・訳《犠牲 19410610 河出書房》
吹奏楽行進曲《トム・タフ》は、軍人貴族の作家が作曲している。 高校時代、アンコールで指揮したが、メロディーが思いだせない。 (Day'20040924) http://www.hatena.ne.jp/1095585437 http://www.hatena.ne.jp/iwashi?mode=detail&iid=24465 ◆ヘッセの手紙 ヘッセは、モーツァルトのようなオペレッタを作曲したいと語った。 たぶん完成しなかったらしく、誰も聴いた者はいないのだろう。 ヘッセは、生涯に一万通以上の手紙を書いた。(Day'20010712) ほとんどは読者からのファン・レターに対する返信だが、その所在を たずねて、受取人からの寄贈を願い出て、総目録に取りくむコレクター がいるそうだ。アインシュタインも約14000通の手紙を書いたそうだ。
Hesse,Hermann 作家 18770702 Duitch Suisse 19620809 85 /1946Novel〜《Peter Camenzind 1904》 Einstein,Albert 物理学 18790314 Duitch America 19550418 76 /1921ovel〜
ヘッセは、タイプライターを常用したが、かならずしもカーボン紙を はさんで控えをとっておかなかったらしい。 欧米のビジネス・レターでは、数枚もの複写が行われていたそうだ。 与太郎も、多く書いたつもりだったが、せいぜい千通どまりであろう。 八歳から二十三歳までに受取った《書簡目録》で、約千通まで数えた。 しかし「出さなかった手紙」というシリーズを加えると、さらに百通 あるかもしれない。手紙と日記の中間のようなもので、自伝資料として は重要な内容が多い。 なにしろ、当時は「出してしまった手紙」にはコピーがなかった。 のちに(1978ca)、裏カーボンを印刷した作業用箋を試してみたが、 これを原稿用紙の代わりに使うと、商品価値が下がった記憶がある。 文学的興味からすると、日記よりも手紙の方が価値が高いだろう。 受取人との距離感があるので、客観的に分析できるからだ。 原則として目的があるので、時間的に追跡しやすい。 日記は、よほど信頼できるにしても、虚実とらえどころがない。 また、あまり順序よく整然と書かれたものは、かえって疑わしい。 ほんとうは、走り書きのメモのほうが、リアリティに富んでいる。 (Day'20010712-70050727-20060315) >> 同じ穴の狢(むじな or もじな) 一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。多くは 悪事を働く者についていう。同じ穴の狸(たぬき)(狐(きつね))。 1 アナグマの別名。《季 冬》「山がつや―しとめし一つだま/蛇笏」 2 《毛色がアナグマに似ているところから混同して》タヌキのこと。 《季 冬》 3 《「同じ穴の狢」の略》同類の悪党。 「―めらなぞと女房は寄せ付けず」〈柳多留・二七〉 偕老同穴(かいろうどうけつ) ── 1《「詩経」風・撃鼓の「偕老」と「詩経」王風・大車の「同穴」 を続けていったもの。生きてはともに老い、死んでは同じ墓に葬られる 意》夫婦が仲むつまじく、契りの固いこと。 2 カイロウドウケツ科の海綿動物の総称。深海の泥中に直立する。円筒 形で、全長三〇〜八〇センチ。体壁はかごの目状で、内部の胃腔に雌雄 一対のドウケツエビが共生することから、はじめエビをカイロウドウケ ツと呼んだが、後に海綿の名となった。相模湾・駿河湾や土佐湾に生息。 ── 《大辞泉》 << ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ DATE:2005/08/07 06:13 http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050727 学楽同穴 〜 日記と手紙 〜
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