与太郎文庫
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2004年10月23日(土) |
アクセス係数 〜 見えざる読者 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20041023 アクセス数を、そのまま読者が閲覧した数だと思ってはいけない。 クリックされた回数であるとしても、どうも実態はちがうらしい。 最近の《与太郎文庫》へのアクセス記録を分析すると、 第1位は、Yahoo! 掲示板などへの、最近の投稿。 第2位は、はてなQ&Aやいわし掲示板などの、トラブル実例。 第3位は、暴力団の名簿一覧(!?) このうち第1位は、最新の関心事から誘導するのだから当然だ。 投稿記事そのままのこともあるが、字数制限に余った部分も載せる。 第2位は、緊急事態で、わらをもつかむ思いのユーザーとみられる。 ほとんど半年以上前の投稿なので、ウィルスやトラブルに関しては、 情報が古すぎて、今では役に立たないものが多い。しかし個々の投稿を 訂正することは、とても煩雑で手に負えない。 第3位の、暴力団名の閲覧は、当初まったく理由が思い浮ばなかった。 与太郎は、とくに暴力団について論じたことはないのである。 どうしてこのページが繰りかえしアクセスされるのか? ただ一度だけ、日々のニュースを理解するため、警察資料そのままに、 指定暴力団の一覧表をまとめたのである。とくに目新しい趣向があるわ けではなく、もちろん更新もしていないから最新情報ではない。 そこで想像するに、暴力団事務所には、電話当番のチンピラが、一定 のローテーションで座っているので、彼らがヒマつぶしに、パソコンに 向かってアクセスしているのではないか。 この連中は、もともと束縛をきらってこの道に入るものの、その実態 はカタギになれない半端者が多いのだろう。あきっぽく、集中力がない ために中学時代の成績がわるい。電話番をやらせても、役に立たない。 彼らは、はじめのうちは、無料のアダルト・サイトを覗いたりするが、 あまり長時間だとあきてしまう(小人閑居して不善をなす)。 いきなり兄貴分が入ってくることもあるから、これはマズイ。 そこで、彼らにとって真面目なサイトは、暴力団組織の研究である。 その道の歴史的考察というようなテーマで、やくざ映画や任侠芝居の サイトを鑑賞するのも、かならずしも遊びごとでないかもしれぬ。 犯罪の実例だと、それぞれの組にとって不都合な部分もあるだろう。 そこで、指定暴力団の組織の現況というサイトなら、自分の組の親分 がどの系列に属し、誰に恩義があるかを知ることができるはずだ。 以上は、与太郎の推測にすぎないが、おなじ現象の経験者がいたら、 ぜひ情報交換したいものだ。それにしても、アクセス数の実態は、ここ まで怪しく変化してしまったらしい。 日本のインターネット人口は、一割程度で低迷しているらしい。 ホームページからレンタル日記、そしてブログへの変遷は、物理的に おなじ作業だが、みずから書き手になる読み手が激増したという。 この現象で思いあたるのは、マルサスの《人口論》である。 「読み手は算術級数的に増えるが、書き手が幾何級数的に増えるので、 やがて書き手が読み手を凌駕する運命にある」 (Day'20040913-1024) これからは“アクセス係数”と呼ぶべきか。 →《アクセス&あくせく 〜 Keyword Counter 〜》 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20040822
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