与太郎文庫
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2004年09月27日(月)  訃報 〜 音友・レコ芸とその時代 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040927
 
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 辻修氏(つじ・おさむ=音楽評論家)27日午後11時7分、すい臓
がんのため東京都三鷹市の病院で死去、76歳。中国東北部(旧満州)
生まれ。自宅は東京都狛江市中和泉3の27の9。葬儀・告別式は近親
者だけで行う。喪主は妻敏子(としこ)さん。
 「レコード芸術」編集長、日本フォノグラム(現ユニバーサルミュー
ジック)常務などを歴任した。
(訃報 20040929 12:25 共同通信)
http://www.kyodo.co.jp/?PG=STORY&NGID=mour&NWID=LATEST
 
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── 6月30日、キング・レコードの紹介で、入洛中の評論家・志鳥栄
八郎氏と月刊誌《レコード芸術》の辻編集長との歓談は遅すぎた、と残
念でならない。年表なんて、とんでもない事業だ、本来は国際的な規模
でやるべきものだ。となかばお叱りをうけた。あくまでも捨石、問題提
起を試みた次第、と弁解するうち最後にはしっかりやれと励まされたも
のの、既にとりかえしもつかぬ。梅雨晴れの一夜、ひさびさの痛飲がこ
ころよかった。
── 《音楽100年表 〜 あとがきにかえて 〜 19680801 十字屋楽器店》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19680707
 
 
 無口で、おとなしい人柄の人が加わると周囲の者が安心して、大いに
羽目をはずすらしい。出谷啓君や音友社員・岩崎かずお氏らを交えての、
その夜のエピソードは(みんな迷惑そうなので)いまのところさしおく。
 
 後日ひょっこりとあらわれた辻氏との、先斗町での歓談を書きとめた
《その日 1970 草稿》や、東京での再会なども、ひそかに人生の側面に
ふれるものを感じていたのである。
 


 志鳥 栄八郎 音楽評論 19260124 東京 埼玉 20010905 75 東京スモンの会々長
 辻  修   音楽評論 1928.... 奉天 東京 20040927 76 音楽之友社《レコード芸術》編集長
 出谷 啓   音楽評論 19400614 大阪/《クラシック この演奏家を聴け! 19960410 音楽之友社》

 
→ 2003年02月18日(火) 《弦楽技法》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/month?id=87518&pg=200302
→ 2004年02月26日(木) 《遠来の人々 炭屋の客》
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20040226
 
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 辻 修・写真・解説《カメラが見た来日演奏家1960's 19930622 音楽之友社》
 
ISBN:4276211638 135p 21cm(A5)\1,000 梅津 時比古【文】
[A5 判] NDC分類:762.8 販売価:\2,345(税込) (本体価:\2,233)
 この商品はご注文いただけません。
 
 茶目っ気たっぷりのカラヤン、苦虫をかみつぶしたコンヴィチュニー、
そして、観る者を圧倒するチャンガロヴィチの眼…。
 ステージの雄姿からは想像もできない演奏家たちの素顔を、古ぼけた
900本のフィルムはしっかりと記憶していた。
 30年の星霜を経て今甦る貴重なスナップ。
 入手不能です
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/%92%D2%8F%43/list.html
 
 
辻 修 ISHiMARU SOFT クラシック試聴会
〜 辻 修と古今の名曲を語る会 〜
日時 2004年06月30日(水) PM 6:30〜
場所 SOFT 1 3F イベントホール

イベント内容
毎月の新譜から話題の作品を数点選び、作品の解説やアーティストの
珍しい写真や取材時のエピソードなどの素材を用いて試聴します。
 
参加方法 1.000円 (テキスト代 実費)
http://shop.ishimaru.co.jp/event/14010373/
 
 
 7月3日「辻修さんと古今の名曲を聴く会」90回を達成!
 
・毎月、最後の水曜日の「辻修さんと古今の名曲を聴く会」は、スター
トしていらい、90回をクリアーしました。当初は「コイズミ・コンサ
ート」という形で実施していましたが、ことしの4月からは「エンゼル
・ポケット・秋葉原」で独立した形で実施しています。会費は1000
円です。
 
・回の内容は、毎回新譜のCDの中から、話題性のある最新情報を加え
て、「良い音楽とは? 良い演奏とは?」というテーマをふまえて、レ
コーディングした演奏家やプロデューサー、レコード店など関係者に随
時参加していただいています。立体的な構成でCDの試聴にも熱が入り
ます。
 
・現在の開始時間は、6時30分から2時間に変更しましたが、閉会後
は近くの「万世」の地下1階で、1時間ほど、みなさんとビールを交わ
しながら懇談するのです。色々なお仕事でご苦労されている方々とのフ
ランクな交流はこの上なく楽しいひとときです。

・6月26日(水)のプログラムはイカの通りでした。
今月はピアニストの登場が多く、ポリーニ、アファナシェフ、アックス、
ユンディ・リーとランラン、そしてメジューエワなど、新旧共演を中心
に予定しております。

・なお、大手レコード店の販促ブック「ミュージック・タウン」で、
「レコード芸術」時代にカメラで追跡取材した来日演奏家の「フォト・
エッセイ」を連載しています。

・7月に内容は決定次第、後報告申し上げます。
*毎月、最後の水曜日は「辻修さんお古今の名曲を聴く会」実施。始ま
る時間が夕方の6時30分に変更されました
 
 辻修( つじ おさむ)のプロフィール
 
1928年旧満州(中国東北部)奉天生まれ。音楽之友社の「レコード芸術」
「ステレオ」編集長を経て、日本フォノグラム(フィリップス・レコード)
制作本部長、常務取締役。クラシック、教養企画の制作多数。現狛江市
エコルマ・ホール理事。「エンジェル・ポケット秋葉原」で毎月最終水
曜日の夜CDコンサートを実施、90回を超える。著書「カメラが見た
来日演奏家1960’s」(音楽之友社刊)ほか多方面で活躍。
 
http://www.localmailorder.com/angel/0204-0209/angel-0204-0209.html
エンゼルポケットニュース 2002年4月〜2002年9月
 
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<特報・音楽之友社>経営が悪化 再建めぐり社内大揺れ
 
 月刊誌「音楽の友」や音楽書籍などで知られる音楽出版のしにせ、音
楽之友社(東京都新宿区、岡部博司社長)の経営が悪化、再建をめぐっ
て揺れている。不動産売却等のリストラでは対応しきれず、経営陣とし
ては楽器製造大手のヤマハの傘下に入ることも視野に入れているが、編
集権の独立が保たれないと危ぐする社員が猛反対の動きを見せており、
予断を許さない状況だ。音楽文化の礎となってきた同社だけに、執筆者
の音楽評論家などにも憂慮の声が広がっている。 【梅津時比古】
 
 昨年10月決算の同社の売上高は約40億円で、1989年の売上高
に比べ約20億円ダウンした。その間の減収減益によって現在、長短期
合わせて銀行からの借入は約20億円に上る。雑誌、楽譜、単行本の売
り上げの減少に加え、広告収入が減る悪循環を繰り返してきた。この間
同社は所有ビルの売却やコンサート事業からの撤退、月刊誌「音楽芸術」
の休刊、平均18パーセントの賃金カットなどで対応してきたが、累積
損失を解消できなかった。
 
 同社は昨年8月からヤマハの元財務担当者を専務に迎えているが、こ
こへ来てヤマハによる吸収問題が急浮上。今年2月からの希望退職公募
と合わせ、ヤマハと同じ3月決算への変更が急きょ決定された。また同
社労働組合の「自主再建に向けて労使で協議する場を作る」要求に対し、
経営陣は「自主」という言葉を外すよう求め、指名解雇の可能性も否定
しない。吸収には、ヤマハが現在保有する音楽之友社の株約17パーセ
ントを20パーセント以上に増資してヤマハ関連会社(連結持分会社)
にするなどの方法がある。
 
 これに対し社内では、巨大な楽器産業の傘下に入ると、(1)そのメ
ーカーの楽器批判ができないなど編集権の独立や批評の中立性が犯され
る危険がある(2)ライバル・メーカーからの広告が入らなくなる、な
ど音楽出版社の命取りになる――と懸念する声が上がっている。
 
 岡部社長は「自主再建を第一に目指すが、社員を路頭に迷わせるわけ
にはいかない。ヤマハが20パーセント以上の株を持っても、編集の魂
は売らないつもりだ。過去においてもヤマハは上位の株主だったが、圧
力を受けたことはないし、他メーカーの広告も載っている」と懸念を退
ける。
 
 音楽プロデューサーの辻修さんは「どういう形になるにせよ音楽文化
の伝統を守ることを第一にしてほしい。私たちも何らかの形で再建に協
力したい」と話している。
 
 [毎日新聞 20010112 ]15時1分
http://www.google.co.jp/search?q=cache:C3mSLmyIAMoJ:kigaru.gaiax.com/www/kigaru/s/d/suda/bbs.html+%E8%BE%BB%E4%BF%AE%E3%80%80%E9%9F%B3%E6%A5%BD&hl=ja
 
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