与太郎文庫
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2004年05月09日(日)  偽装酒場

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040509
 
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 スナック、パブ、キャバクラ、サロンの違いを子供でも分かるように
ご説明下さい。
質問者:takasiym (56)
質問ID:1084039378 終了 閲覧済み:11
現在の状況:この質問は終了しています
回答ポイント:160ポイント 回答件数:11
質問日時:2004/05/09 03:02:58
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8.回答者:adlib (60) 2004/05/09 09:13:03 この回答で満足! 20pt.
 
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20031201
与太郎文庫《ミス東京に出前一丁!》
(URLは、参考コラム)
 
 スナック=本来は軽食堂のこと。決して接客しないことを条件として、
営業許可を得た偽装酒場。女給(もと酌婦、のちのホステス)たちは、
酌をせず、客の隣に腰かけないことが原則で、警察の手入れがあると、
パッと立ち上がる訓練をしていたと伝えられる。
 
 パブ=英国スタイルのパブリック・バーを模倣。ハイ・カウンターの
立ち飲み酒場。まっすぐ帰らない男たちの店を“Night Box”とも呼び、
紳士と労働者が対等に(政治などを)語りあう伝統が尊重された。
 
 キャバクラ=キャバレー料金で飲ませるクラブ形式の酒場。
(逆にクラキャバといえば、クラブ料金の安キャバレーで評判がわるい)
 キャバレー=ショーを観せるレストランが、パリで発祥したもの。
(レストラン・シアター、サパー・クラブなどは亜流にすぎない)
 クラブ=もとは会員制を原則としていたが、のち“イチゲン=一現客”
すなわち(メンバーの紹介がなくても)現金払いの客を歓迎しはじめた。
 あまりに高い勘定書に驚いて、二度と現われない客も少なくない。
 
 サロン=本来は、ルイ王朝のような宮殿に招かれた貴族や遠来の賓客、
ときには芸術家などが自由に意見交換する居間。しばしば座の中心には
女主人=マダムが君臨した、封建時代の情報文化システム。
 この原型をとどめるには、気品と教養にあふれ、新鮮な好奇心を抱く
熟女が、つつましい侍女や魅力的な令嬢をあつめて、裕福な商人や有望
青年を招いて、ばら色の人生を演出するものでなければならない。
 
 しかるに現代の実態は、助平な中小企業経営者と、その馬鹿息子ども
が常連となって、連日おなじダジャレで笑いあうようになり、ついには
毎晩一つ覚えのカラオケを歌うばかりになった。
 近年は、ポッと出の地方出身者が、ソフト会社社長などと称して外車
を乗りつけたりするらしい。彼らのソフトは、なんら哲学なしにコピー
したもので、数年もたてば意味不明のプログラムになる。
 
 以上の考察は、子供みたいな大人には分らないが、いずれ大人に成長
する子供には十分理解できるはずである。こういう酒場では、幼児性を
くすぐることが接客マナーの基本であり、手練手管だからである。
 
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└ 質問者のコメント takasiym (56) 2004/05/09 14:41:43
 
 いや、今も昔も政治と駄洒落を語り合う社交場だと思います。
 良くも悪くも。
 ちなみに自分が行っているスナックは、老若男女が関係なく来るので、
時と場合により、スナックになったり、キャバレーになったり、クラブ
になったり、サロンになったりしてます。
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