与太郎文庫
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2004年04月04日(日)  森 姉妹?! 〜 マドンナの消息 〜

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20040404
 
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Mail'20030403 (土) 20:31 from Mr.文字 武「文字です、手紙受領」
 
 阿波 雅敏 さまへ
 
 先日は 久しぶりの再会 ご馳走さまでした。
 あれから1ケ月経ちました。本日郵便を拝見。約束の「十字屋・十話」
のテープをカセットにダビング中です。近い内に送ります。
 
 それと 先般頂いた資料を拝見していて、ひとつ発見しました。
 資料中に 「森 昌子」なる名前を見つけました。彼女は、森 悠子
(ヴァイオリニスト)の実姉で、現在は、「ソリエール・昌子」、パリ
に在住していて、年に数回は 京都の実家に帰ってこられます。
 永くパリのユネスコ本部に勤務して、国際的に活躍し、昨年定年退職
されました。昨年、長岡京室内アンサンブルがヨーロッパ公演に行った
際には、パリで大変お世話になりました。
 今度、阿波さんの話もしておきます。
 では、後日アンサンブルのCDもお送りします。
 
 取り急ぎ 御礼まで。     文字 武 より
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Mail'20040404 (日) 04:00 for Mr.文字 武「森 姉妹?!」配信不能
 
 まさに、ふしぎ大発見ですね。
 ぜひ、森 悠子さんのお誕生日を知らせて下さい。
 できればホーム・ページで「長岡京室内アンサンブル」メンバー全員
の生年月日がわかるといいですね。
 
「長岡京室内アンサンブルのヴァイオリン奏者・森 悠子のステージに
啓示を受けて、一気に書きあげた。」と記したとおり、後日あらためて
森 姉妹に、私の童話《ハーメルン》を献呈しましょう。
 
 《職員・生徒名簿 1954&1955 同志社中学校&高等学校》によれば、
*大阪府高槻市(略)
高槻市立桃園小学校卒とあり、うろおぼえの伝聞では国際基督教大学に
進まれたと記憶しています。
 
 彼女の同級生で、私の後輩(シンフォニエッタ・他)は計七人います。
1A 藤井 登、佐伯 和男、杉山 忠彦、山本 邦彦(同志社高校文芸部)
2D 藤井 登、佐伯 和男、杉山 忠彦、山本 邦彦(奈良女子大学教授)
   堀江 公麿、田村 忠彦、祝部 博康(枯木コーラス)
 
 彼女は成績がよく、ふっくらした丸顔の、いわば“マドンナ”でした。
 そこで新聞部長だった与太郎は、紙面を盛りあげるために、各学年の
“マドンナ”に執筆を依頼することを思いついたのです。
 数人の部員をしたがえた上級生が、下級生の教室に「のっしのっし」
とあらわれ、「何か、原稿を書くように」命令したのです。
「わたし、自信がありません」といって、ちじこまった彼女に向って、
「いま、何を読んどるん?」と、彼女の手にした文庫本をのぞきこむと、
コナン・ドイル/延原 謙・訳《恐怖の谷 195308.. 新潮文庫》らしい。
 そこで新聞部長は、あらためて自信たっぷりに宣告したのです。
「こんなものを読んでるのなら、きっと書ける」
 というような経過で、彼女の感動的なエッセイが紙面を飾ったのです。
(その内容は、キリスト教のエピソードとして有名なので、下記に再掲)
→ Ecce Homo
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19540725
 
 それから三年後、高校に進んだ彼女は、またしても同じ上級生に呼び
とめられます。
 高校シンフォニエッタを創設したばかりの与太郎は、彼女がピアノも
弾けることを知って(こんどは下級生を通じて)勧誘したところ、家か
遠いからという理由で断わられました。
(もし遠くなかったら、彼女とオーケストラの運命やいかに)
 
 あるいは、妹の悠子さんも同志社に進まれたのでしょうか。
 同志社中学ジュニア・シンフォニーの若林 通夫(現カンヌ管弦楽団)
と同期ならば、彼が指揮した高校シンフォニエッタ最後の曲《未完成》
のコンサート・マスターではなかったか……?
 
 余談ですが、翌年のピアニストは“深窓の令嬢”革島 良子くんでした。
彼女に断わられないため、彼女の家の近くの小学校を「練習場」として
借りる契約までしています。オーケストラにおける与太郎の野望と策略
の数々は、かくのごとく果てしなかったのです。
→“深窓の父娘”
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20030122
 
(追記)
 彼女の「手にした文庫本をのぞきこむ云々」のくだりは、もう一年上
の“マドンナ”横山 久子くんと混同している。彼女も丸顔だったが、
《ホザナ・コーラス名簿》によれば、慶応義塾大学に進んだとある。
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── 森 昌子《最後のキャンプファイアー 19541122 同志社中学生新聞・第16号》
── 《虚々日々 20001231 阿波文庫》P033
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19540725


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