与太郎文庫
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2003年09月24日(水)  鬼気迫る労作

 
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030924
 
 Mail'20030923 (火) 21:23
 BACH in《真夏の夜のジャズ》
 
 船越 聡  様
 
 あなたのHPをはじめて拝見しました。
 鬼気迫る労作(!)ですね、ますますご精励ください。
 とりあえず、気づいた作品がありましたので、お知らせします。
 
Carter,Ronard Levin“Ron Carter”Jazz,cello 19370504 America
vln,b,cl,tb,tuba/1959チコ・ハミルトン楽団/1977 NewPort festival
映画《真夏の夜のジャズ 19600819》
── バッハ《無伴奏チェロ組曲第一番〜前奏曲》
 ↓
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=19710701
── 《与太郎文庫》1971年07月01日(木)  弓弦十話 (その3)
 
 ではまた。           与太郎 こと 阿波 雅敏
────────────────────────────────
http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/list?id=87518&pg=000000
↑(与太郎へのご返信は、上記ウェブ日記に引用されることがあります)
 
>>
 Mail'20030924 (水) 21:57
 毎日ぼちぼちやっております。
 
 よたろうさま
 
 「鬼気迫る労作」はすごい表現です。
 そこまで気合い入れてるつもりはないですけど(笑)。
 データベースとか辞典を作るのが趣味みたいな人間ですから。
 『真夏の夜のジャズ』は大昔に観て、
 マヘリア・ジャクソンが大仰にフリをつけながら歌ってた、
 ぐらいの記憶しかありません。
 あんなのにバッハかあ。
 全然結びつかないですね。
 サイトのほうは今から見に行きますので、
 また後日に。
 
船越 聡 gokuraku@mbox.kyoto-inet.or.jp
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/gokuraku/
 
<<
 
 「あんなのにバッハかぁ」と率直な反応に、ふと不安がよぎる。
 あの映画は、19600819(日本で)公開されていることから、東京赤坂
の自由工房で働いていた与太郎が、二度目の給料日(0825?)に、新宿
あたりで観たにちがいない、と信じこんできたのだ。
 おなじ記録映画では、前年の《ガラスはジャズる 19590402 ドイツ》
も印象的だったが、いま思うに、これらのドキュメンタリーが一本だけ
上映されることはなく、本命の劇映画の“おまけ”にすぎない。さらに
当時の映画ファンが、かならずしも封切りを観るとはかぎらない。数年
のちに場末の映画館で、三本立ての一本として観た可能性もなくはない。
(もっともらしい日付は、ほとんど後から調べたもので目安にすぎない)
 
 ロン・カーターがバッハの《無伴奏》を演奏することは知られており、
その経歴は《新・世界ジャズ人名辞典 19880515 スイングジャーナル》
に詳しい。与太郎が見たヘビー・スモーカーは、これまで他に該当者が
見あたらなかったのである。。
 問題は、映画《真夏の夜のジャズ》に《無伴奏》の演奏シーンが存在
したかどうか、つまり他の映画ではなかったかという可能性である。
 なにしろ43年前の映画であり、あらためて立証することはむずかしい。
 よくぞ33年前の《弓弦十話》に書きとめたと(我ながら)思う。
 
 キーワード検索にも、あまり参考になる記述が見あたらない。
>>
 エリック・アレキサンダー/ナイト・ライフ・イン・トウキョウ
(VICJ-61119/\2,400)
 夏の夜ほど遊ぶのにうってつけな季節ってないですよね。昼の暑い時
間は子供達に任せて、大人は夜にアウトドア!”真夏の夜のジャズ”と
いうことでE.,アレキサン ダーの最新作。ロン・カーターも参加。
http://www.yamano-music.co.jp/test/honten/index_honten3fj.htm
<<
 
 この問題は、いまのところ確証がない。さきごろ思いあたることだが、
現時点でのインターネットは、1980年代以前のデータ・ベースが未整備
である。これには二つの理由があり、一つは1970年代に生れた人たちが
中心であること。もう一つはパソコンの普及が1995〜1998年以後のもの
だからである。
 このたび期せずして“鬼気迫る労作”と評したのは、船越氏ひとりに
対してではない。この十数年というもの、パソコンの魅力にとりつかれ
た人々のなかで、このような“鬼気迫るデータベース”に取組んでいる
人たちは、与太郎の推測によれば国内だけで数百人とみられる。
 中には、不幸なことだが、古い観念にとらわれて、古い形式のままで
作業する人もいる。または、はじめ新しいと思われた技術や規格のまま、
膨大な作業を日々続けている人もいる。
 まさにIBMのコマーシャルが描いているように、みんなが漂流して
いるのかもしれない。ある人はイカダで、ある人はヨットで、ある人は
原動機つきのボートで……。
 
 コロンブスやイザベラ女王は、新大陸を目ざしたのではない。旧大陸
の利権をもとめて、船を出したのだ。かくて彼らがたどりついたのは、
既知の大陸インドでなければならなかったのだ。(つづく)
 
────────────────────────────────
 いわし掲示板(投稿)未訂正
 
http://www.hatena.ne.jp/1064297819
 マルグリット→マグリットが正しい。
Magritte,Rene-Francois-Chislain 画家 18981121 Belgie 19670815 68
 
「マグリットの部屋」は、通名《身のまわり品 1952》油彩 81×100cm
「青空の部屋に巨大なグラス、マッチ棒など(ニューヨーク、個人蔵)」
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/1175/magritte.html


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