与太郎文庫
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2002年02月26日(火) |
さらば、ニコチン 〜 私の二・二六事件 〜 |
http://d.hatena.ne.jp/adlib/20020226 [f:id:aedlib:20100114140846j:image:320] …… 映画でみたような・・楊枝をさして“シケモク”のスタイル。 http://blogs.yahoo.co.jp/d9k5hm2821/23731672.html(20100114) http://q.hatena.ne.jp/1465837180#a1257342(No.3 20160614 23:39:05) 与太郎が、火鉢の灰に残された父の吸殻を、はじめて吸ってみたのは 五、六才のころである。十五才のころには、試験勉強に効能があること を覚えた。 高校時代の夜ふかしには欠かせないものになった。 体育教師が、男子生徒の指を点検して、黄色くなった者を小突いた。 白昼の喫茶店で、一服しているところを補導教師に発見された。 ◆役に立たなかった本 ── タバコをやめたいのにやめられない――こうしたタバコ依存にな る秘密をとくカギは,実はニコチンという薬物への依存状態にあること がわかってきた.ここでは近年の精神医学の研究成果を紹介しつつ,症 状や飲酒との関連,パーソナリティと喫煙など,ニコチン依存のさまざ まの特徴を明らかにし,あわせて依存からの脱出の方法を探る. (出版社/著者からの内容紹介) ── 宮里 勝政《タバコはなぜやめられないか 199301‥ 岩波新書》
Dole, Richard 1913‥‥ England 20050724 92 /“禁煙の父” ──────────────────────────────── Nicot, Jean 言語学 1530‥‥ France 16000505 70 /元駐葡大使 1559年ポルトガルよりタバコ植物を持ち帰り、1570年タバコの学名、 その成分ニコチンも彼の名に由来。のち煙草税を導入。
◆自問自答 四十五年ぶりの門庭再訪では、6時間も長居してしまった。 この間、たばこを喫まなかったのは、朝鮮人の美風にならったため である。彼らは、父や年長者の前ではたばこを喫まない。 たとえば前進座の人々は、他の座員の前ではタバコを吸わない。 ふところ具合に差があってはならないので、わずかな贅沢にも配慮す るらしい。 それから三ヶ月のち、思いきって断煙を試み、まんまと成功した。 20010924 14:30 喫煙記録開始(スペア5本)→(別稿) 20011123 14:30-20-30 門庭再訪 20020226 禁煙開始(Day'20011116) かつて五十にして酒を断ち、ことし六十三にして煙草を絶った。どこ も悪くないが、一方でそんなはずはないと、時々医者にかかってみる。 半年前に訪れた内科医院では「内臓が垂下しているので、かるい運動 をしなさい」ということだった。運動ぎらいだから、そのかわりに禁煙 をこころみたところ、こんどは意外にも成功してしまった。 半年たって、ほぼ禁煙に成功したものの、云われていたように「毎朝 の起床がさわやかで、口の中もさっぱりして食欲が増す」といった現象 は、ウソ・デタラメであることが判明した。 諸悪の根源と考えてきた、酒と煙草をやめてしまったが、あまりにも 功徳がなさすぎるではないか。むしろ食欲が減退したのである。 アルコール抜きの刺身は、ワサビを抜くに等しい。食後の一服なしに デザートもないもんだ。酒と煙草がなければ、夜はぐっすり眠れるとも 聞いていたが、これも関係がなさそうだ。 映画《甘い生活》のセリフ「妾の楽しみは、酒と煙草と、ベッドよ」 されば最後の楽しみはどうか? 「新郎は、これまで遅寝遅起きという、まことに規則正しい生活を続け てこられましたが、結婚後は、いささか変更されるのでしょうか?」 かつて結婚披露宴における、田村忠彦君の代表質問より。 与太郎の睡眠時間は、人間生態学における希少なデータとなるところ、 生涯を通じて非難の対象とされたのである。与太郎自身の、約三ヶ月間 にわたる記録(198111・・-02・・ )によれば、日々の睡眠時間はバラツキ があるものの、ほぼ三日ごとに調整されることが判明した。すなわち、 合計三日間の総睡眠時間は、ほぼ二十四時間であるから、一日の平均は 八時間となる。これが均等でないことに問題があり、したがって不規則 ないし不健全と見なされるのである。(Day'2002030.) ◆禁煙宣言 ── 昨年来 Windows XP と ADSL を導入、はりきりすぎてストレスが 累積、“最後の禁煙”に挑戦してふんばっています。 草々 ── Mail'20020312 from Friends ◆禁断 〜 禁煙のウソ 〜 たばこを止めれば「朝おきたときなど口の中がさっぱりして、食欲が 増す」というのは、ウソである。たしかに、たばこのイヤな臭いからは 開放されるが、食欲は増さない。むしろ嗅覚が敏感になって、豚肉から 牛肉、はては魚肉にいたるまで、拒否反応が生じたのである。 たばこを止めれば「朝おきたときなど口の中がさっぱりして、食欲が 増す」というのは、ウソである。 二月二十六日から禁煙開始、五月二十八日(母の命日)を目標に。 http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20020501 ◆師弟分煙 ── 私も、最後の禁煙に挑戦して、約97日たちました。わかい時のよ うな心理的ストレスはないので、こんどこそ達成できそうです。 ただし、かねて宣伝されているような、「目ざめた時にすがすがしく、 味覚が鋭敏になって、食欲が増す」などの実感には、まだおよびません。 当初は、手あたり次第につまんだ「果物・駄菓子のたぐい」のせいで、 さらに食欲が減退し、便秘状態がつづきました(ニコチン依存症の他に、 慢性的な口内火傷症のようにも感じられます)。 ── Mail'20020604 13:26 to Mr.Tanimoto ── 禁煙なんとか1週間を乗り切られてもう90%成功と思います。 夢の中で吸ってしまって、しまったと思った経験もわたしにはあります。 当分亡者のようにタバコがウロウロ現れてきますが、頑張ってください。 やはりどう考えても禁煙・・・休煙したのは正解だったと思っています。 わたしのホームページ「健康」の部に書いたとおりです。 ── Mail'20020604 14:26 RE:ご不調お見舞い申しあげます。 ↓ 谷本 岩夫《いま考えていること 102 200206‥ 〜 老いと病気 〜》 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tbc00346/component/sentiment60.html#daityou ↓ http://www.enpitu.ne.jp/usr8/bin/day?id=87518&pg=20020601 ── 谷本 岩夫 様 お変りありませんか。2月26日以来の禁煙は、まだ続いています。 数十年前からの禁酒とあわせて、そのうち「成功談」を書くつもりです。 ── Mail'20020721(日)暑中お見舞い申し上げます。 ◆酒タバコ税 税率を上げさえすれば、酒タバコを止める人が増えるだろうか。 税収が変らなければ、貧富の格差が拡大し、誰がトクするのか。 みんなが健康になってしまうと、医薬業界は不況になるはずだ。 アメリカでは、たばこ会社を訴えて、大金を独りじめする人がいる。、 どうやら、腕っこきの弁護士をつかまえた人たちの特権らしい。 止めたくて止められない人々に、アフターケアする義務はないのか。 はじめ、売りつけるときに「健康のため、吸いすぎに注意しましょう」 ではなく「これを吸いはじめると、なかなか止められませんよ」という メッセージが必要だったのだ。 たばこ会社は、第二開発部門として「禁酒禁煙クリニック」を設ける。 従来の支払い総額に応じて、禁煙のための休業補償なども必要だ。 もしくは厚生労働省が「医療休暇」を新設・適用すべきだ。 >> リチャード・ドール氏(喫煙と肺がんの関係を最初に立証した英疫学 者)英PA通信などによると、24日、英オックスフォードの病院で死 去、92歳。病死とみられるが、直接の死因は明らかになっていない。 1950年、英医療研究審議会に在籍中、共著で喫煙が肺がんの主要 な原因と発表。54年、両者の因果関係を初めて科学的に裏付けた。世 界の禁煙運動に大きな影響を与え「禁煙の父」と呼ばれた。 その後、オックスフォード大で喫煙の健康被害などについて精力的に 研究を続け、2004年、英医学誌に、喫煙者は非喫煙者に比べ早死に するという約半世紀にわたる研究結果を発表した。(ロンドン共同) http://www.kyodo.co.jp/?PG=STORY&NGID=mour&NWID=LATEST ── 《共同通信訃報 20050725 》 << >> 喫煙で寿命が10年縮まる = リチャード・ドール教授 = 喫煙する人は、非喫煙者と比べて平均で10年早く死亡する。オックス フォード大学のリチャード・ドール名誉教授(92)は22日、ロンドンで記 者会見し、50年に及ぶ疫学調査の結果を発表した。その結論は、「50歳 で禁煙すると、喫煙で死亡する危険性を5割軽減でき、30歳で禁煙する とリスクがほぼゼロになる。10代で喫煙を始めて吸い続ける人の半数は、 喫煙で死亡することになる」ということだった。 「たばこを吸う人は、寿命から10年命を削っている。たばこを常習す ると中年以降、死亡のリスクは2倍になる。禁煙でその危険を大幅に減 らせるのです」と、ドール教授は語った。 ドール教授は1951年、喫煙する英国医師34,439人の追跡調査を始めた。 1954年、喫煙が肺がんと関連する決定的な証拠を世界で初めて立証、 『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』に発表した。これを受け て英国政府は1956年、喫煙と肺がんに関連があることに“疑いの余地は ない”と認めた。その後の調査では、喫煙と肺がんの関連を再確認した だけでなく心臓病との関連も示唆、ほかにも喫煙による病気があるので はないかと研究を続けた。調査開始後40年目の報告では、「喫煙が要因 と思われる病気が25あり、喫煙常習による死亡の危険性は約2倍である」 と発表した。 ドール教授の研究の集大成となる今回の調査結果は、『ブリティッシ ュ・メディカル・ジャーナル』 6月26日号に掲載される。ドール教授と 30年間共同研究をしているリチャード・ピト教授は、「人生に危険は付 きものだが、たばこ以外に5割の人を殺してしまうリスク要因は少ない だろう」と語っている。 http://www.kin-en.info/release_040624.html ── 《半世紀の喫煙研究の集大成 20040624 禁煙広報センター》 << ◆スローガン Slogan at World No Tobacco Day by WHO (WHO 世界禁煙デー・スローガン=Excite 翻訳) >> 19880407 Tobacco or health : choose health (タバコか健康: 健康を選んでください) 19890531 The female smoker : at added risk (女性の喫煙家: 副次的なリスクで) 19900531 Growing up without tobacco (タバコなしで成長します) 19910531 Public places and transport : better be tobacco-free (公共の場所と輸送: よりよくタバコなしになってください) 19920531 Tobacco-free workplaces : safer and healthier (無タバコの仕事場: より安全であって、より健康です。) 19930531 Health services : our window to a tobacco-free world (公共医療: 無タバコの世界への私たちの窓) 19940531 The media and tobacco :getting the health message across (メディアとタバコ:gettingは直径の健康メッセージです=を広めよう) 19950531 The economics of tobacco control (タバココントロールの経済学) 19960531 Sports and the arts without tobacco (タバコのないスポーツと芸術) 19970531 United for a tobacco-free world (無タバコの世界と結合します) 19980531 Growing up without tobacco (タバコなしで成長します) 19990531 Leave the pack behind(WHO事務総長のメッセージ) (パックを後に残してください) 20000531 Tobacco Kills - Don't be duped (タバコ Kills だまされないでください) 20010531 Second-hand smoke kills : Let's clear the air. (副流煙はだめにされます: 空気を入れ換えましょう) 20020531 Tobacco Free Sports-play it clean (それが掃除するタバコ Free Sports プレー)(たばことスポーツは無縁=無煙) 20030531 Tobacco free film tobacco free fashion Action! (タバコの無料のフィルム タバコの自由なファッション Action!) 20040531 Tobacco control and poverty (タバココントロールと貧困) 20050531 Health Professionals Against Tobacco (タバコに対する保健専門家) http://www.anti-smoke-jp.com/KID/nosmokeday.htm << ◆白か黒か Tobacco makes lungs black. Alcohol breaks a brain. (タバコは肺を真っ黒に、アルコールは脳を真っ白にする) http://d.hatena.ne.jp/adlib/20050130 ↑《学生諸君! 〜 与太郎の教材 〜 》 ◆酒とタバコの日々 たばこをやめれば、食べるものが美味しくなるというのはウソだった。 味覚が鮮明になると、不味いものもますます不味く感じられるので、 さほどうまい話ではなかったのである。とくに加工食品が旨くない。 ◆さらば、主治医 「葉巻を止めろ、酒を控えろと言っていた主治医は、先に死んだ」 ── Burns,George Comedian 18960120 America 19960309 100 わたしの大好きな、パーティ・ジョークの傑作です。 ◆酒もタバコも問答無用! わたしの人生では、ニコチンで人生をしくじった例はありませんが、 アルコールで家族や仕事を失った友人知人は、数えきれません。 (むかしから、他人に酒をすすめるのは犯罪的行為だと考えています) わたしは1987年に断酒、2002年から断煙に成功しました。 しかし、もういちど人生をやりなおすには、あまりに遅すぎたのです。 仕事をしながら節酒節煙するなど、ほとんど不可能だと思います。 すべての酒友と絶交すれば、断酒の後遺症は、ほとんどありません。 タバコをやめれば「食事が旨くなって、ふとる」とは限りません。 わたしの舌は、2年すぎても終日ピリピリしたままです。 イランでは、ペルシア文学に謳われるアルコールを「学問芸術の比喩」 だと教えています。ペルシア・ルネサンスが衰退した原因を酒のせいに するのは、あながち曲釈ではないかもしれません。 ↑ 37121 投稿者:adlib 投稿日:2005/01/18 15:14:07 http://www.hatena.ne.jp/iwashi?mode=treedetail&thread=000001137103 ◆言及日記 あなた自身が、ニコチンを欲しているのではないのです。 あなたの脳に浸入したニコチンが、つぎのニコチンを催促するのです。 あなたの脳は、ニコチンの弊害を論じる能力を失ったのです。』 (Comment'20050118 15:37) # cherry007 『そうかもしれないですね。でも私の脳ということは、私自身というこ とには、なりませんか??』 (20050118 16:24) 養老孟司センセイによると、左脳がバカになると、右脳が代行する そうです(うろおぼえですが)。左脳と右脳の意志が異なっていると、 「あるときは左脳、あるときは右脳」とゆらぐのかも知れませんね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ (Day'20050725)
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