マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 (日記) スーパーキッズに出会う・・・の巻き・・・・・・。


今日はまともな日記が書けそうだ。

先週の日曜日は横浜の(H)ちゃんが松本に来る日だったので店を貸切で営業した。
何と総勢15人を引き連れて店に来てくれたので、大入り満員で物凄い賑やかさとなった訳なのだが・・・・・・。

その中にいつも大抵は親子連れで来てくれる一家族が居るのだ。
上は中学生と小6の姉妹で、末っ子はリキ君と言う小二の男の子(8歳)なのだが・・・・、そのリキ君にアタシャ色々な意味で度肝を抜かされた。

リキ君、家でも時々お手伝いをしているのだろう・・・。
御姉ちゃんに「家ではしないくせにこういう所では良い子ぶってやるんだね」などとイヤミを言われながらも、何かしたくて何かしたくて仕方が無い様子。(笑)

「おばちゃん、ボク洗い物手伝いますよ」とカウンターに入りサッササッサと汚れ物を洗ってくれるのだが、その洗い方がまことにていねいで、皿の裏側などもとても細やかに洗ってくれるし、使った包丁やまな板なども使う側から洗ってくれる。

水割り作りやら、ドリンクコーナーも手伝ってくれ、灰皿交換なども喜んでやってくれるのだ。暇になると「何かやることないでしょうか」と、そこいらの学生バイトよりもよっぽど、気が利くではないか・・・・・・。
メンバー達に「マスター、ウーロン酎お願い」「焼酎の水割りお願い」「私はロックで」などと注文を受け、「ハイ!かしこまりました」などと愛想良く返事し、てきぱきこなしている。

(この子、店で欲すい・・・・・・・・)アタシャ正直そう思ったくらいだ。

此処まででも度肝を抜かれたのだが、もっと度肝を抜かれたのは、彼のタレント性のセンスだった。
そこいらのお笑い芸人や、名子役などはあっち行けシッシッ!!ってなくらいなのだ。

大人たちは何やら難しい話で盛り上がっているので、子供達でカラオケ大会が始まり、御姉ちゃんたちとリキ君の歌合戦が始まった。
最初は小中学生らしいアニソンなどを歌っていたのだが、3姉弟とも歌が上手できれいにハモったりもしていて、彼等は松本のフィンガーファイブならぬ、フィンガースリーと言った所だろうか・・・・・・。
アタシャその後のリキ君のレパートリーの広さに、ぶったまげた訳だ。

リキ君のお父さんは、熱狂的な矢沢フアン。
日曜日着ていたジャケットも矢沢のジャケットだった。(笑)
何とリキ君、キャロルの頃のマニアックな「ウイスキーコーク」やら、渋い「アイラブューOK]までをもこなし、挙句の果ては、♪金のない奴ぁ俺んとこへ来い、俺もないけど心配すんな♪でご存知の、植木等の「その内何とかなるだろう」を歌った時など、こぶしと巻き舌なども使いこなし、何とも味のある歌い方をするではないか・・・・・・。
人並みはずれたくすぐりと、哀愁が漂っている。
8歳だよ?8歳・・・・・・・。

「この子は絶対にタレントにするしか道がない!! HNK歌合戦にでも出して(その内何とかなるだろう)を歌わせたら、タレントスカウトにわんさか来るのは間違いないわよ」と、アタシャもう、興奮状態だった。

あの子は絶対に将来大物になる!!
彼はきっとずば抜けた感性の持ち主だ。
この感性を思いのまま、最大限に伸ばしてやるべきだとアタシャ思う訳で・・・・・・。
アタシャいっぺんでリキ君の虜になってしまったよ。

リキ君、お手伝いありがとう。
とても楽しませてくれてありがとう。
次の日ちゃんと起きて学校行ったかな?(;一一) ジロー
又遊びに来てよね。

よし、金貯めて、松本にタレント養成所でも作るかなぁ・・・・・・。
これでもアタシャ売れる人間を嗅ぎ分けるセンスと、先見の明だけは確かな訳で・・・・・・。


2009年03月18日(水)

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