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■ (日記) 沢田研二いまだ健在ナリ
曜日は忘れたけど、先日、店が終わって家に着き、ベッドになだれ込みながらTVを付けたらもうどこもやってなく、仕方なく(ナゼ仕方なく・・・? 多分受信料に対するささやかな抵抗か有るからだろう・・・)NHKにしたら、丁度グッドなタイミングでSONGSと言う番組が始まり、それが沢田研二の特集だった。 (うわぁ〜♪ ジュリーが見れるなんて久々だなぁ・・・。)とばかり喜んで、食い入るようにTVを見詰めた。
アタシが中学生の頃がGS時代の正に最盛期で、ジュリーもショーケンも一時期アタシの王子様だった時期がある。 ワケアリでただで観れたので、親友の節子と始終ウエスタンカーニバルに足を運んだものだ。 その心の中の永遠の王子様に、40年ぶりに出会った気がした。
一人はもう芸能界復帰は無理なのか、全く見られなくなってしまったが、ジュリーも最近殆どTVに出てくれず、ジュリーとショーケンの若かりし頃のあの艶姿は、アタシの心の引き出しのアルバムに大切に封印されたままになっていた。
身体にお肉を少し纏ったジュリーは、永遠の王子様だと思っていた頃とは外見も形相も少し変わってしまったけど、それ故に、彼の美意識のようなものが、そこいらのTV番組の出演を拒んでいるのかもしれない・・・・・・。 アタシはそれはそれで立派だと思うのだが、多分ジュリーは、スター錦○のように、一皮剥けて開き直り、若手のお笑いタレントなどにいじくり回されようが、コバカにされようが、自分をバラエティー化させてまでTVに噛り付いて行くのは堪らなく嫌なのかも知れない・・・。 なので自分の尊厳を守るために、ちゃんとした音楽番組だけを選んで出ているのだろうとアタシは感じている・・・・・・。 そんなジュリーの尊厳がアタシは好きだ。
歌ってくれた曲目は「時の過ぎゆくままに」「危険なふたり」「海にむけて」「君だけに愛を」「LONG GOOD−BY」の5曲ほどだったが、「君だけに愛を」を聴き始めた頃、過去の色々な思いが蘇ったり、今の思いが交錯したりして、又、憶測や想像上だが、ジュリーの気持ちなども被り、涙がポロポロと出てきてしまった。 姿は確かに老いてはいたけれど、声は昔のままで、目を瞑ればあの頃がそのまま瞬時に蘇ってくる。
あの頃の日本はまだまだ人間が良かった。 あの頃は毎日が楽しかった。
40年後の自分が、こんな風に生きるか死ぬかの瀬戸際で必死で生きてるなんて、想像すらしていなかった・・・・・・。 できたらあの当時に戻って、人生を生き直したいものだなぁ・・・・・・。
とにもかくにも、あのタイミングでジユリーの歌を聴けたのは運が良かった。 甘く、切なく、良い涙を流す事ができたのだから・・・・・・。
2008年10月06日(月)
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