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■ (日記) 金曜日と土曜日の事
金曜日はまさに台風のような一日だった。木曜はたかちん一人だけで嵐の前の静けさと日記に書いたが、的中した。 17〜8人で満タンの店に総勢24〜5人くらい来てくれたのではないだろうか・・・・・・。 長野のソウルメイト(R)チャン達のご一行や、やはり長野から第2の息子的なぇみちんの彼や、息子とももまんカップルやコマキ3兄弟も勢ぞろいし、いつもの常連も来てくれ、テツは会社の飲み会で大勢引き連れて来てくれるわだ何だで、一時期はヒッチャカメッチャカの混みようで、訳が解んなくなった程だ。 この季節は普段余り来れない人達が来てくれる事が多く、それが大変嬉しいのだが、どういう訳かウチの店の場合は一日に纏まって来てくれる・・・。(笑) なので一人一人と沢山話したいのだが、中々それが出来なく、歯がゆい思いだ。 まぁ、たまに来てくれる人は店が忙しいと安心してくれるかも知れないので、それも良しとしよう。 息子やももまんが手伝ってくれたので随分助かったよ・・・。 ありがとうね・・・。 そんな訳で金曜は久々に大入り満員だった。
そして迎えた土曜だが、金曜が台風だったので割と静かだった。 最初はやはり十数年ぶりの友人が三人で出来てくれ、その後はたかちんとダウアーが来、その後、先日日記に書いた、末期癌で入院をしている私の恩師のご主人が来てくれ、彼女の容態や彼女の事に付いて話をした。
その間、ダウアーとたかちんは、こちらが深刻な話をしているので気を利かせてくれ、ビートルズナンバーを歌いまくってくれていた。 懐かしいBGMを聴きながら、アタシは彼女の命の事とご主人の今後に付いて、自分の思いの丈を全て話した。 彼女は今、ご主人が病院に来る事さえも拒絶しているような状態で、自分の命の時が終わるのを直ぐそばに感じていると言う。
アタシはどうしても彼女に一目会いたいと、ご主人からそう伝えてもらうように願った。 発病後、3年も経るまで人との接触を一切拒み続けていた彼女が突如最後の頼みだと言って、アタシに電話かけて来たあの日から、たった二日後に入院したと言う。 ご主人もきっと今回が最後の入院になるだろう・・・と言っていた。 彼女は今話すことも出来ず食べる事も出来ず、人工呼吸器を付けている。
「アタシはもうダメだから、あの人に良い人を探してやって欲しいのよ・・・」とアタシに託した彼女は、今どんな気持ちで病院のベッドに一人横たわっているのだろう・・・。 死を直前に覚悟した人は、一体どんな気持ちで今を居るのだろうか・・・・・・。
本当に孤独に死んで行って良いのだろうか・・・・・・。 アタシもいつかは必ず死ぬ訳で・・・、その時はやはり一人で死んで行きたいと思うだろうか・・・・・・。 愛する人々の事を思い返しながら、一人静かに旅立ちたいだろうか・・・・・・。
彼女に会いたい。 手を握り、抱きしめ、彼女の死への恐怖や不安を少しでも共有したい。 でもそんな思いは健常者の自己満足なだけなのだろうか・・・・・・。 一人で死ぬと言う事は本人にとってはそれほど孤独な事ではないのだろうか・・・・・・。 アタシには解らない。その場に立ってみなければ解らない・・・・・・。 でも・・・・・・。 もしも彼女に会わずに彼女が旅立ってしまったら、余りにも寂しすぎるではないか・・・・・・。
2007年12月10日(月)
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