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■ 【愛猫エッセイ】 豪華3点盛
わが愛娘、黒猫のミュウー。 いたって元気で、もう14歳近いはずなのに、全然年食った顔付きをしてない。 未だ超美人である。
最近のミュウーの日課は、アタシがベッドから起き出し、顔を洗っているとミュウーも押入れのねぐら降りて来て、アタシの足元にまとわり着く。
アタシが顔を洗い終えると、ミュウーはアタシを先導するようにパソコン部屋へ・・・・・・。 そしてテーブルの下にもぐり込みアタシの足が組まれるのを待ち、その足元にスリスリすること10分間。 たまに軽く噛むのだが、それがくすぐったいったらありゃしない・・・。
そしておもむろにパソコンテーブルに飛び乗り、電話、キーボードなどをわざと踏みつけながら窓辺に行き「外に出たいよ」と一鳴きする。
(この時、日記の文字が「「「「「「「「「「「mmmmmmmmmmbbbbbbbbbbwwwwwwwwwwwwwwwなどとなる事しばしば。どこかに電話が掛かってしまう事もしばしば)
「よしよしオンモに出ようね」と窓を開けると元気良く飛び出して行く。
10分ほどでいつも帰って来、再びアタシの足元にもぐりこみ「帰ってきたよ〜ん、会いたかったわぁ〜」としばしスリスリ。
スリスリタイムが終わり、アタシが日記を書いている間、ミュウーは直ぐ横で寝ッ転がり、四肢を思い切り伸ばした状態で半分寝ながら日記を書き終えるのを待っている。 あたしがトイレなどに立ち、わざとミュウーをまたぐと、そのたび体の向きをゴロリ、ゴロリとじゃれつくように変える。 (コレが中々おもろい) なので用も無いのに、アタシャ何度かまたいでみたりもする。
アタシが日記を書き終えると、待ってましたとばかりキッチンに行き、おやつが入った収納棚に飛び乗り「おくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」と長く一鳴き。
「今日は豪華3点盛だぞ♪」 干しかまスライス(猫専用おやつ)。鰹節。食べるカルシゥムなるミニ煮干のような物を手で小さめに千切ってやり、おやつ皿に入れて恒例の芸を披露させる。
「おすわり」(これは即座に座る) 「お手」 (これは気を持たせるかのように中々しない) 「おかわり」(これは渋々と言うか仕方なしにというか、さんざじらしてからやる) 「まてよ!」(コレを言うと『又かよ・・・』と言うように顔付きが急にふてくされる)
暫くだまっていると我慢できず一歩進もうとする所を・・・・・。 「まだよ! まだまだよ!」とアタシ意地悪だ。 すると諦めたように一歩下がり、又お座りをしなおす。 (ここいらあたりが無性にかわゆく愛しく、もう、たまんないんだわさぁ・・・!!)
5秒待って「よし! 召し上がれ」と言うと、「ミャァ〜」ともう一鳴きしてから食べ始める。
おやつはアタシ達の懐具合で微妙に変わる。 鰹節だけの時もあり、少し裕福だと、小魚の干し物が入る。 もう少し裕福だと干しかまスライスも入った豪華3点盛になる。 今日は3点盛だ。
ミュウーを飼い始めてもう14年か・・・・・・。 この、何よりも誰よりも愛しい生き物であるミュウーと共有できる時間は、後どれくらい有るのだろうか・・・・・・。 出来る限り長〜く長〜く、ミュウーと一緒に過ごしたい。 自分以上に愛しい。
2007年08月14日(火)
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