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■ (日記) 昭和の鬼才が亡くなった・・・
阿久悠氏が亡くなった。
昭和30年生まれのアタシにとって、氏の詩は馴染みが深い。 演歌から歌謡曲からポップスに至るまで、あんなにもジャンルを問わず幅広く手掛けて来た人が他にいるだろうかと、氏の携わった曲をニュース番組のダイジェストで見て、今更ながら改めて驚かされた。 何と5000曲あまりもの曲を書いてきたそうだ。
アタシは演歌や歌謡曲は好きではなく、若い頃からあまり聞かなかったが、氏の詩は使い古された陳腐な言葉の羅列ではなく、粋で洒落た遊び心満載の、違いのわかる大人の男の詩って感じで、好きだった。
氏の著書はちゃんと読んではいないが、小説やエッセイなども書いているらしく、アタシが昔夢中になって見ていたドラマ。「悪魔のようなあいつ」の原作も彼の作品だと今日初めて知った。 3億円強奪事件をモチーフに描かれたドラマで、主役を沢田研二が演じ、同じく沢田研二の歌う「時の過ぎ行くままに」というテーマ曲はあまりにも有名な名曲だ。
アタシャあのドラマとあの歌が大好きだった。 今でも時々店で誰かが歌ってくれると、あの時代にタイムスリップして、涙ぐむ時が有る・・・・・・。
一見強面の阿久悠氏だが、とても繊細な女心の描写テクニックなども群を抜いており、一体どんな出来事との遭遇や、恋や、生活振りから、あのような感性が生まれ育ったのだろうかと、彼の生き様にとても興味をそそられる。
アタシも天に召されるまでに、彼を目指し、5000作の日記を書こう・・・。なぁ〜んて・・・・・・。ムリムリ
それにしてもまだまだこれからもダンディズムに溢れた洒落た詩がたくさん書けただろうに、とても勿体無く惜しい・・・・・・。 あれほど人々の心の中に素晴らしい想い出や痕跡を宿して亡くなれた人って、凄いし、偉いし、良い生き方をしたもんだなぁ・・・・・・。
今日は氏を偲びながら店で彼の手掛けた歌でも歌うかな・・・・・・。 誰か一緒に飲んで歌うべ・・・。
2007年08月02日(木)
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