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■ (日記) 鎖縁
アタシは腐れ縁って←こう書き、も少しアンニュイでふてぶてしいムードをかもし出してるのかと思ったら、鎖縁とも言うらしい。 (鎖のように切れない縁)だそうだ。 なるほど言いえて妙ナリ。 又一つ勉強になった。(笑)
昨日来た(O) もう20ウン年の付き合いだ。 女にだらしなく、金にだらしなく、お調子者で、約束は守らない、もう一つオマケに酒癖もよろしくない(愉しい酒だが寝たら絶対起きない)と来てる。 昔、テコでも起きない(O)に辟易し、皆で顔や体中にマジックで落書きしまくった事が有るが、彼は朝、そのままタクシーに乗って彼の自宅である団地に帰って行った。 運転手や団地の人々がどうなったかは、後に彼が身振り手振りで話してくれた。 (バッカじゃねぇか? ざまあ〜ミソラシドだ) しかし、不思議な事に誰からも(特に女に)憎まれぬ希な性格の持ち主だ。
お笑い芸人タイプの(O)。頭は良く、面白く、芸達者で女には未だにモテルそうだ。 顔はコロッケみたいだが、明石家さんまや島田 紳助を彷彿とさせるような話術には非常に長けているものがある。 アタシは彼を「ペテン師」だの「詐欺師」だの「けだもの」などと呼んでいるが、本人はどこ吹く風。
サテサテ、そんな彼とアタシは男同士のような付き合いで、飲み友達なのだが、1年半ほど前、彼のあまりの傍若無人振りの飲み方に堪忍袋の緒が切れ、アタシは彼と「二度と会うことは無かろうよ」と、絶交したのである。 でも、たまには思い出し(アイツ、まだ生きてるんだろうか・・・)と気には掛けていた。 そんな彼から昨日臆面もなく電話が有り、「今ねぇ、誰それや誰それと飲んでるんだけど、誰それも居るんだよ? 懐かしいだろう。皆がマキュキュに会いたいんだってさぁ、だからこれから行っても良い?」と言う。 (本当は自分だって会いたいんだろうがよ!!) 「来たきゃ来りゃ良いじゃん・・・」とアタシャ、チトふてくされ気味に答えた。 「んじゃぁ、今からタクシーで行くからね〜」そう言い電話が切れた。 (ヤレヤレ・・・・・・)
暫くすると(O)達は7人でドヤドヤと現れた。 皆彼の同級生で、初代のエポックからの飲み仲間達だ。 当事まだ24〜5歳だった彼らは、始終仲間と連れ立ち飲みに来ていた。 数年ぶりの顔、ウン十年ぶりの顔と、とても懐かしく、店は同級会のような賑わいになった。その中にはアメリカで活躍しているプロのギターリストも居る。 アタシは彼らよりも4つほど上だが、アタシも同級会をしているような気分になれた。
アリスや安全地帯や拓郎や荒井由実(あえて荒井と書いた)等の歌が飛び交い、昔話に華が咲き、一人頭ボトル一本ずつをペロリと空け(驚愕)アタシもタップリ飲み歌い、とても愉しかった・・・・・・。
今朝、「昨日はありがとう。アタシもとても愉しんだよ・・・。なんだかんだ言ってもアタシタチは腐れ縁だね」とメールを送ったら彼からの返信メールで鎖縁の事を知ったのだ。
そこでもう一度、アタシはメールを送り返した。 「やっぱ、アタシタチは腐れ縁の方だよ。アンタさえ昨日みたいにまともに飲んでりゃ、アタシとアンタは爺さん婆さんになっても友達で居るかもね・・・」
この所店が暇過ぎて腐ってたけど、昨日は久々に盛り上がった。
2007年06月02日(土)
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