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■ (日記) 久々の交流
この所、普段、全然接触の無い東京在住のバアバ(儀祖母)や従兄弟や従姉妹たちと、急激に電話交流する事が増えた。
アタシの場合、いつもそうなのだが、普段、したくても出来ない事に対し、何かきっかけを起こすと、思いも寄らぬ、もう片方の親類から電話が来たりと言う連鎖反応が起こるようだ。
なので、松本に一人離れて暮らしている私なのだが、東京だけに住む他の身内同士よりも、一人一人との交流は数が多いみたいだから不思議だ。
そのバアバという人は、私の実祖父の後妻で、今はもう93歳になる大年寄りなのだが、未だ元気で先日書いた【海を渡るバイオリン】の監督である杉田さんの長男と二人で東京のとある都市に住んでいる。
バアバに電話したのは、先日の【Y】さんの、水町庸子(実祖母)に対する年表の疑問などをチョイト聞く為だったのだが、久々に電話したら、喜んでくれ、やっぱり凄い長電話になった・・・・・・。(苦笑) いつも、バアバとの電話は、長電話になる為、しかも、アタシから掛ける為、長く話したいのは山々なんだけど、中々掛けられずに居たのだ。(笑)
「アンタ達は、ちゃんと二人で仕事をしながら頑張ってるの?」と聞かれ、思わず、『うんうん、二人とも頑張って稼いでるから安心して』などと嘘を付いてしまった・・・・・・。 でも、今までの経路で、何かを感じ取ったのか「アタシの宝くじが当たったら、アンタに分けてあげるからね。松本にもアタシの可愛い孫が一人居るんだという気でいつも居るんだからね・・・」なんて、嬉しい言葉を吐いてくれ、孫の中でも一番出来の悪いアタシャ、その言葉に思わず涙ぐみそうになったよ・・・・・・。
そして昨日は、真夜中の2時近くに、伯父【MN】の長女である【N】から突然電話が来た。爆睡中だったので、あいにく電話を取り上げる前に留守電になってしまったので、ナンバーディスプレーで番号を確認したら、その従姉妹だったのだ。 従姉妹とは以前、心の食い違いで喧嘩したまま、しばし必要な伝達以外では疎遠になっていた。
そんな従姉妹からの電話なので、もしや東京のバアバにでも何か有ったのではと思い、慌てて掛け直したら、「アンタ貧乏なんだから掛け直すわよ」と言ってくれ、折り返し電話をくれた。
会話はその後5時間余りにも達し(笑)意見の食い違いに付いての互いの反省や、お互いが抱えている今現在の悩みや愚痴、希望や、将来に付いての願望などの話になり、電話を切った頃は、もう、フゥーリィーも会社に出勤した後だった。
人間って不思議だ・・・・・・。 アタシの悩みや辛さは、全てお金が無い事による苦悩ばかりなのだが、従姉妹は、お金には全然困ってなくても、息子が独立し、離れていった事や、その事で生き甲斐を無くした事や、人との交流の苦手さから来る寂しさや虚しさに悩んでいる。 何かが良ければ何かが辛いと言うのは、人間の定めなのだろうか・・・・・・。 でも、誰も彼も皆、心に何らかの鬱憤やら不満やら悩みを抱えているものなんだと言う事を、新たに気付かせてくれたような気がした。
人間って話して見なきゃ解らない事が沢山ある。 その人に対するイメージや自分の物指しだけで相手を計るのは決して良くない。 馬鹿じゃなかろうかと小バカにしていたような人が、実は自分よりも全然優れた考え方をしている人間である事が解ったりもするし、幸せだと思っていた人が、実は、さほど幸せでなかったりもするし、腹を割って話し合ってみないと本当に人間同士って解らない事が多い。
だから、アタシは人間に興味があるのだ。 だから人間観察が好きなのだ。 その一人一人が抱えているドラマに興味が沸く。 良い人、冷たい人、意地悪な人、強い人、弱い人、ずるい人、怖い人、健気な人、優しい人、お茶目な人、楽しい人、明るい人、様々な人間が居る中、アタシはそんな風になった経緯なんかにとても興味がある。 この人は何でこんな感じで生きているのだろうか・・・? そんなところに人一倍、興味が沸くのだ。
アタシよりも幸せな人間にも、アタシよりも不幸な人間にも、興味がある。 そして色々な人間が持つ気持ちや考え方を凝縮した良い人間ドラマをいつか必ず書きたいと思う。
2004年12月03日(金)
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