マキュキュのからくり日記
マキュキュ


 【愛猫エッセイ】今日は朝から猫オンパレード。


今朝、何気にミュウ〜の興奮した鼻息がうるさくて目覚めてしまった。
偶に、喋っているような、怒っているような、何ともいえないうめき声を揚げている。
『どした? ミュウー』
見てみると窓辺で何やらもがいている。
鼻息が荒い時はデブが来ている証拠。ミュウーはいじめっ子のデブが大嫌いなのだ。
やはり、カーテンを開けて見ると、そこにはデブの姿が・・・・・・。
デブは私の姿を見つけるなり、ミュウーそっちのけで地べたに寝転び求愛ポーズ。
私が「デブ〜♪ひちゃちぶりぃ〜」と呼ぶと、ミュウーが私にやきもちを焼いて逆切れ!
「ふゎ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」と私にまで威嚇の雄叫び。
雨降りなので、私が外に出て行かないと、諦めたようにデブは退散してしまった。

暫くすると又ミュウーの鳴き声が・・・・・・。
しかし今度は様子が違う。
鳴き声も優しく、甘く、何となく色気付いている風情。(笑)
再びカーテンを開いてみると、今度はミュウーの愛人、お隣のタロウチャンである。(笑)
今度はミュウーが絨毯に寝転び、窓越しに求愛ポーズ。
しかし、タロウチャンはまるで無視。タロウチャンも最近は、ミュウーより私なのだ。(笑)
あの人間嫌いだったタロウチャンが、最近ようやく私に懐き、私の姿を見掛けると、遠くから飛んで来て、スリスリしてくるようになった。
ミュウーは。。。ズルッ(ノ_ _)ノと気落ちし、私とタロウチャンを見比べている。
やはり、雨なので私は窓越しのご挨拶だけ。
するとタロウチャンも去って行った。
ミュウーは去り行くタロウチャンを、「行かないでぇ〜」とばかり、窓に手を掛けへばり付き、哀しげに見追っている。

『今朝はトッカエヒッカエで何やら庭が賑やかねぇ〜♪』
「さっきからうるさくて目が覚めちゃったよ・・・・・!」
フゥーリィーも迷惑顔で苦笑してる。

そこで私はもう、完全に眠気が覚めてしまったのでコーヒーを立て、パソコン部屋へ。
メールチェック、BBSのチェックを始めると、又もやミュウーが窓辺で興奮気味に鳴いている。
今度は、デブの時ともタロウチャンの時とも、又一味違う声・・・・・・。

「おっ!! 今度は茶色のブチ猫が来たぞ!! ナンダヤ〜今日は朝っぱらから・・・・・・猫オンパレードじゃないか・・・!?」

フゥーリィーの声で見てみると、今度は新顔のブチである。
まだ仔猫なのだろう・・・・・・。
ミュウー達よりも2回りも身体が小さく、まだまだこの場に慣れてないのか、何時もビクビクオドオドしている様子。
私が窓辺に立つと、サッ!と逃げて行ってしまった。
しかしミュウーはコの子の事も、案外気に入っている様子。
しかし、この子に対しては、母性なのかもしれない。
タロウチャンがダメならこっちでも良いわ!! とばかり、やはり窓辺に手を掛け、「行かないで!」ポーズ。
我が子を見送る母の心境か・・・・・・。
ミュウーも8年間もの、行かず後家暮らしの侘しさを、きっと何かで埋めようとしているのだろう・・・・・・。

猫の世界も人間同様、コッチが追えばアッチが逃げる・・・・・・。
アッチが追えばコッチが逃げる・・・・・・。
中々、上手く事は運んでいない様子・・・・・・。

最近はミュウーの様子だけで、誰が来ているのかが大体解るようになってきた。
庭で織り成す、人間模様・・・・・・あ、いや。。。猫模様も、中々興味深い。

もう少し荒れてくれると、短編小説が書けそうだ。


2003年08月12日(火)

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