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■ (日記)衝撃の曲
昨夜、9時過ぎまで誰も客が来ず、余りに淋しく、退屈なので、私は持参した原稿用紙に、公募ガイドで募集していた現代詩を書き始めていた。 心の悲鳴、、、見たいな詩を・・・・・。
たった4ヶ月だったけど この店とも あと一日でお別れ・・・・・・ ・・・等と書き始め、絶望、苦しみ、淋しさなどを、つらつらと書きあぐねていた。 自然に涙が出て来て、飲みたくなって・・・・・。 独りでバーボンの水割りを飲みながら、しみじみと、この4ヶ月間の事を想っていた・・・・・・。
この店で、どれだけ泣いた事だろう・・・・・・。 この4ヶ月、どれほど辛かった事だろう・・・・・・。 でも、愉しい一幕もたくさん有った・・・・・・。
そんな、センチメンタリズムに浸っていた時である。
何時もはjazzの有線ばかり聴いていたのだが、昨夜は偶々、最近の流行曲も知りたくて、ポップス系のチャンネルに合わせていた。
そして・・・・・・、静かに流れて来た一曲の歌に、私はこの上ない衝撃を覚えた。
大げさに言えば、神様に抱きしめてもらえた・・・・・・と言う感覚に似てるのかもしれない・・・・・・。 終わる事の無い、大きな絶望の中で、ようやく慈愛に満ちた優しい優しい手で、強く抱きしめられ、揺さぶられながら頭を撫でてもらった時のような、、、、、、母親の胎盤の中に戻って行ったような、、、、、、 上手く表現出来ないけれど、私がずっと探し続けていた物に、ようやく巡り合えた・・・・・・というような・・・・・・、それは、それは、魂を揺さぶられるような曲だった。
私の涙は直ぐに嗚咽に変わり、その曲を聴きながら、私は一人、無防備な赤ん坊のように、しゃくりあげて泣きじゃくった・・・・・・。
もしかしたら、あれは・・・、私の産声なのかもしれない・・・・・・。 私はこれで、生れ変れるのかもしれない・・・・・・。 そんな気さえした。
曲が終わっても、泣き止めず、暫くは呆然としたままだった。 ふと我に帰り、慌てて有線に電話を入れ、アーティスト名と、曲名を聞いた。
『酒井俊』と言う、女性jazzボーカリストの歌で、『満月の夕』(まんげつのゆうべ)という曲である。
今日、早速、ナケナシノお金を叩いてでも、CDを買いに行こうと思う。
http://www.sol.dti.ne.jp/~s-shun/itop.html
↑酒井俊のHPです。【満月の夕】のサンプルも聴けます。
2003年01月31日(金)
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