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■ (日記)今日は私の誕生日 〜生まれ変わったつもりで〜
悪夢のような一ヶ月も、もう後少しで、過ぎ去ろうとしています・・・・・・。
先月の今頃は・・・・・・、こんな事になるなどとは知る由も無く、私は貧乏ながらも、新しいHPを立ち上げる為、イソイソとPC学校へ通い始めた所でした・・・・・・。
ところが今月の一日・・・・・・、突然、深〜い深〜い谷底に、私達は一気に突き落とされてしまいました。
7月末までに、可能な限りの支払いをしてしまった為、僅か155円という、スッカラカンの財布を睨みながら、【毎月そうなのですが(^^;】主人と主人の給料を心待ちにしたいたのです。 本当は末日が主人の給料日なのですが、その当日、「社長の都合で、急きょ給料が明日になっちゃった・・・」と言われ、仕方なく、吸いたいタバコも我慢し、155円のまま、丸一日を過ごし、8月1日はPC学校もあったので、友達に2千円ほど借りて、学校終了後、さっさと家に帰り、主人の帰りを今か今かと待ちわびていました。
その夜は私の仕事も休みをもらっていたため、久々に、主人と二人で、外食でもしようかなぁ〜、と勝手に決め込み、ワクワク、ドキドキ待っていたのです。
夕方暗くなっても主人が帰らず、おかしいな・・・? と思った所で主人からメールが入りました。 「マキュキュ・・・・ゴメンネ・・・さようなら。愛してるよ・・・・・・」 (???!!!)
私は訳がわからず、嫌な予感がして、折り返し主人の携帯に電話をしてみたのです。 取りあえず主人が出たので、何かホットしました。
「今、何処に居るの?」と聞いても、「何か有ったの?」と聞いても、主人はただ辛そうに溜息を吐いているだけです。そして、「俺はもう、ダメだ・・・・・・、死ぬしかない・・・・・・最後に声が聞けて良かった・・・」そう呟きました。
「どうしたの?! 一人で死ぬなんて卑怯だよ! 何があったのかだけでも説明しに帰る義務があるでしょう!!」私はパニックになってそう叫んでました。何とか主人を説得し、何が何でも帰ってくる様、主人に約束させました。
死刑宣告を受けるような気持ちで待つ事40分・・・・・・。
ボロボロになった主人が、首筋に赤い痣をつけて帰ってきました。
話を聞くと、ある失敗をして、6月の26日付けで、会社を首になっていたのだと言う事でした。 「じゃぁ・・・、き、給料は全然無いの・・・・・・?!」 私は余りのショックで、全身の力が抜けて行き、震えが止りませんでした。
今回の仕事は、主人にとって、最後の砦のような仕事でした。 痛風と言う持病のせいで、何度か仕事を変えてきた主人にとって、願っても無い仕事だったのです。 得意なユニットバスの組み立ての仕事と言う事もあり、給料も良く、物凄く喜んでいたのです。 以前から、その仕事一筋だった主人ですが、仕事が増えると痛風が出たり、不況になってからは、殆ど受けで仕事を取っていたため、仕事も少なくなり、安定収入が得られない故、泣く泣く他の仕事に変えさせていました。
その仕事は、ハローワークの募集で見つけた地元の肉屋の仕事。 そかし、ハローワークの利用法を知らなかった主人は、紹介状を持たずに、直接面接に行ってしまったのです。採用されたのは良い物の、当初の約束とは裏腹に、結局正社員にしてもらえる事もなく、最後まで(2年近く)バイト扱いのままでした。
格安の給料で散々こき使われた挙句、8時間と言ううたい文句の労働時間も、毎日10〜12時間も会社に束縛されていたのです。しかし、残業手当も一切もらえず、ついには狂牛病が理由とやらで、2年足らずで、勝手にリストラされてしまいました。 そんな会社でも、不憫とは思いながら、生活が有るので辞めさせたくても辞めさせるわけには行かなかったのです。 結局、労災も何も入ってない、いい加減な会社だった為、失業保険さえ貰えず、あの時も、死ぬか生きるかの瀬戸際だったのです。
その後、2ヶ月ほど間があき、今年の3月、主人の高校時代からの親友の紹介で、やっと好条件で、その仕事に着けたのです。 親友と同じ職場と言う事もあり、心強く、やる気も満々で「俺にとっては、最後の仕事だね」と、主人も大変張り切っていました。
3ヶ月の見習い期間が過ぎ(その間も、貰い事故に遭ったり、痛風の持病が出たりと、まともな給料を貰えた月がないのですが・・・・・・(^^;)) やっと7月分の給料から、正社員としての契約に変わり、まともな給料がもらえるという、記念すべき、待ちに待った給料日でした。しかも、僅かながらのボーナスも8月には付く筈でした。
私も5月から夜に仕事を変えたため、給料も倍近くになり、これでやっと、余裕をもてる暮らしになるね・・・と、喜んでいた矢先の出来事だったのです。
6月26日のその日、上手くはめ込めなかったユニットバスの壁を、何時ものように思い切り叩いたら、何と、壁にヒビが入ってしまったのだそうです。 しかも、そのバスは大変高級な物でした。 主人は、(やっとここまで来たのに・・・・・・)と言う想いからパニックになり、思わずそのヒビを、コーキングで隠してしまったのだそうです。 それでも、良心が咎め、社長に正直に謝ろうと社長宅に向かう少し前に、業者に見付かってしまい、怒った業者が社長宅に先に通報してしまったとの事でした。 社長も、会社の信用に穴をあけたということで、辞めさせたくは無かったようですが、泣く泣く首を切ったそうです。 給料や、ボーナスはおろか、弁償金も半分負担と言う事で、主人は生きる気力さえ失ってしまったのです。
6月27日からずっと、私に言うに言えず、会社に行くフリをしては、ハローワークに通ったり、消費者金融などを転々としたり、(もっとも、仕事を首になっていたので借りられなくて正解だったのですが・・・)この一月余りの間、途方に暮れながら、過ごしたそうです。 それで7月の末日の給料日の日、精一杯の最後の嘘を付いて【社長の都合で給料が明日になった・・・】と言い残し、次の日死ぬ覚悟をし、山へ上ったそうです。
保険には入っているので、それで私にわびるつもりだったと言ってました。
食費以外で、30万というお金が毎月必ず出ていってしまう為、二人の給料を合わせても、返済と生活がギリギリだったので、本当にもう、死ぬより他はないと思ってました。(そんな勇気はないのだけれど・・・・・・)
そんな出来事から、もうすぐ、一カ月・・・・・・。 苦しく、惨めで、絶望的な日々の中で、それでも、あっという間に過ぎようとしている一ヶ月・・・・・・。 正直言って今も支払いの目処は、まだ立っては居ないけれど、何とか無理のない方法で解決したい所です。 近々弁護士にも相談するつもりで居ます。 主人も家族を頼れるわけでもなく、私は、もう身内が居ないに等しいのです。
でも、友達からのカンパや、差し入れや、店からの前借で、何とか今月を乗り切っているところです。 そんな中、やっと主人の仕事が見付かり、21日から働き始めてくれました。20日締めの会社なので、来月の給料日には丸々一か月分貰えるとの事ですし、来月からは正社員にしてもらえるそうです。 大手コンクリートの会社で、保険や何かも全て完備され、給料もそこそこです。 私の方は前借前借で、今度の給料は半分ほどに減ってしまうでしょう・・・・・・。(^^; でも、3ヶ月もすれば、何とか元の生活に戻せそうです。
こんな恥部を、皆様に曝け出すという事は、死ぬほど辛い事ですが、これを書かないと、今後、二度と文章が書けなくなるような気がしたのです。 それで思い切って書いたのです。 次のステップに進む為にどうしても書いておかなければ・・・・・・そう思ったのです。 正直に自分と言うものを綴って行きたい・・・・・・元々そう言う気持ちで書き始めた文章だから・・・・・・。
もう、大丈夫です。これで明るい作品も、又書けるような気がします。 ``r(^^;)ポリポリ
今日も、私は生きてるぞ〜〜〜〜!! 今日は私の、素晴らしい誕生日だぞ〜〜〜〜〜!! この苦境をバネにして、又、いいものを書くぞ〜〜〜〜〜!!
今日私は生れ変ったんだと思ってます。
by マキュキュ
2002年08月26日(月)
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