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■ 【ミニエッセイ】私のマブ達 (O)・・・と言う男・・・
彼は、私の守護神的存在である。
この世知辛い世の中に、未だに、こんなに慈愛に満ちた人間がいるものなのか・・・・・・と、彼は私を少し悲しくさせるほど、心の広い優しい人間である。
彼も長年に渡り、私が経営していた店の客の一人で有るに過ぎないのだがのだが、年下で有るにもかかわらず、唯一、私が、本当に辛い時に『辛いよ・・・・・・』と、心から泣ける人間だ。 彼は、別段、私を愛しているわけではない。 勿論、手を握り合った事も無ければ、(^з^)-☆チュッ!!を交わした事もない。 彼は私に、何を望んでいるわけでもない。 ただ、彼は「マキ姐が、元気で頑張ってる姿を見られれば、それでいいんだ」と言ってくれている。
彼が私の助けになってくれたことは、数え切れないほど有っても、私が彼の助けになれたことは、未だに、悲しいかな一度も無いと思う・・・・・・。
それでも彼は、何も文句を言わず、何時も私が望むと、ステキな仲間達と会いに来てくれ、愉しい酒を酌み交わし、励ましてくれる。
数年前、色々な事情から、お金の事で切羽詰っていた時に、彼は黙って私に200万もの大金を貸してくれた事がある。 未だに、全額を返し切れては居ないが、彼はその事に付いて、何も言わないでくれている。 私が生きてうちに、何としてでも、(私の感謝)と言う利息をつけて、必ず全額返し切りたい。いや、必ず返し切る。 本当に辛い時に助けてくれた彼こそ、私は一生涯、大切に付き合っていこうと思う。
今はまだ、何もしてあげられないけど、きっと何かの形で、恩返ししたい、という、目標があるから、私は日々頑張れるのだ。
今の私は、声も枯れてしまい、Jazz好きの彼に、歌ってあげる事も出来ない。
でも、何時か、必ず「マキ姐が、俺の友達でよかったよ」って言わせて見せるからね?
もう少し、私を見守っててね?
親愛なる(O)へ by マキュキュ
2002年06月20日(木)
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