睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜 Copyright (C) 2002-2015 Milk Mutuki. All rights reserved
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ここは実際変な間取りだ。 古いしいろいろな建物をつないだのだろうか?と思わなくもないけれど。 旅籠というイメージそのままではあるのだけれどどこか違うような気もする。 何しろ僕は旅籠なんて言うものは実際にみるのも初めてなので(笑)
そんなこと考えているうちに茶室に着いた。
「おはようございます。おまちしていましたよ。」 「お、おはようございます?」って夕方だぞ・・・? 茶室には昨日の女性と主人が座っていた。
「お、おはようございます・・」時間にあわない挨拶をしながら女性の隣に座った。 軽く会釈をするだけで女性は無言だった。
「まず、お茶にしますか。」茶室は主人がお茶を点てる音だけになった。
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