睦月の戯言御伽草子〜雪の一片〜 Copyright (C) 2002-2015 Milk Mutuki. All rights reserved
道標|過去へ|それから
・・・・・・・・・ここって・・・・・・
僕は三叉路を歩いていたはず。 目の前はいつもの露天風呂・・・・・・
「どうしたんですかぁ?一番風呂はいれますよぉ」
花の声だ。
「あのさぁ・・・」 「はい?」 「やっぱいいや・・」 「おなかでもすいたんじゃないですかぁ(笑)。空腹でお風呂はだめですよぉ。用意しますかぁ?」 「まだいいよ」 花はいつものように笑いながら仕事に戻っていった。
おかしいなぁ・・・絶対僕は・・そうだこう言うことは宿の主人に訊くに限る。この時間は茶室かな?
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