『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2010年09月25日(土) 倒れてはゆけない振子。



目がさめるたびに、なんだか
こころの奥底が、がっかりとするのです。

「どうして?」

…その先の明文化ができないがために
あたしがだまりこみ

また、あやつりにんぎょうみたく
笑顔をうかべてみる。

じんじんといたむ頭、とか
紗がかかったような視界、とか
ぼんやり目に映るだけのいろんな景色、とか

「きみの感情についてゆくのは大変だよね」

と、言ったのです。

わたしはわたしに振り回されているけど
あなたも一緒に振り回せないと気がすまない、というわけじゃあ
ぜんぜん、ないのですが

ただ、
「ヒトゴト」
としてきみの世界の外に追いやられるのが
嫌なだけなのですが、
たぶん。

けど、その切り離しは、あなたのお得意。

いっぺんしんでみたい、
と言ってみて
でも生きかえれないから、それはなしなんだよな、
と言ってみて
行くところが、だんだんなくなっていくのを
どうしようもないから、とほったらかしておくのは

あなたには、楽でしょう。
わたしには
どうなんでしょう。


どこにも入れないから、目をさましたくない。


秋のひかりがかがやいていて
あたしがひとりで
キーボードを叩く音。

なにがほしいかとたずねられたら
時間が止まって、なんにもしないですむとこ、
って
そんな、ありえないことがらを答えて
あなたに呆れられるくらいしか、今は、能がない。


おつきさまをほしがって泣きましょう。


終わらせる、の線のまえに
つまさきだって、とどまっているよ。
りょううでをひろげて。




9月、つめたい青空の下。


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