錠剤が、トモダチに、なった。
口をひらいても 意味あることは 出てこない……混濁
泣けたらよかった 泣けたらいい
そんな確信はあるのだけれど ずっとたしかな核として沈んでいるのだけど なのに あたしは泣きかたを、忘れたらしい 涙の出しかた、とか
笑いや冗談はいくらも出せるのに そしてそのたび へたな釘打ちのよに、わずかずつ 沈み込んで、ゆくのに
しっかりと捉らえられたよ どこかよく知らないこの場所に叩き打ち込まれて
……トモダチ。
あなたに頼る理由はいくらもあり それを禁じる理由はどれも 力弱い、と真夜中にヒトリ感じてしまった
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