『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2005年11月13日(日) 12時間

明け方。


気づいたら
涙がとまらなくて
おとも、ひかりも、いたくて
からだじゅうがつめたくて
どうしてもあたたかくなれなくて

涙をつんでいく。

あの水たまりの風景はほんとうだったんだろうか。

泣かない努力なんて
しなくてもよかったのかも
しれないと思いながら

できるだけちいさくなって

まるくなった。


昼。


窓をあけたら
空が
まぶしいよといった。

あおそら、ほころびた菊のあかは紅。

太陽をみつめていた。

ふりかえったら
部屋の中に
あかるく黄色いまるがいくつもいくつも
うかんでは、きえた。


夜。


交わされる会話を監視におもう。
そそがれるまなざしを重たくおもう。

味のある液体をつらいとおもう。

どこにもいけない
日が暮れたら
力も抜けた

そんな日。



あたしまだここにいるのに。


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真火 [MAIL]

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