自分の存在がきもちわるかった そういうのはなんだか うまく紛らしようがなくて困って 目を瞑って眠るくらいしか逃げるところがないです
ごろごろと石を食わされているような不快感で。
枕もとに挿してある花 みずいろの花 だんだんに色の褪せてきた花
誰も名前がわからないから記憶を頼りに調べてみた デルフィニウム、で合っていると思う、たぶん。 眠れないときにもそもそ起きだして写真に撮ったりした花。 火燕花、 火燕草。
うすあおいともしびで、 昼間にみれば部屋の中でしろく 立ちのぼるようだから少し目をそむけた 花はなんにも悪くない。
しばらく続いていた泣き叫ぶ夢が消えてくれた だからたくさん眠れる気がする 眠っててもいい?やっぱりダメかな 音楽が音楽に聞こえなくなったから ずっと流れていたCDを止めて電源を落とした
耳鳴りのなかで静かで 今年いちばんの蝉の声、聞いたって あなたに言おうかと思ったけど、やめて
ぬーぼーと座っております まのぬけた一個の置き石みたいで 少々わらう。思い出すのは雨蛙の大仏。
両の手から皮がむける このなかにも血が流れているんだねえと うまく信じられないけどそうなんだって ヒトゴトみたいに眺めた。 まじめな皮膚が日に日に減っていくので ほんとうはきみにも会いたくない。
7月15日、夜
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