27日、 動かなくちゃと思いながら眠っている 誰かのことばかり待ってしまう たくさん笑いながら なぜか
28日、 「四日間の奇蹟」を見に行く こんなふうな奇蹟なら起きてもいいかも知れないと そう思ってしまった 奇蹟をテーマにした最近のお話、好きじゃなかった 死んだひとは誰も戻ってきてくれないから それでも毎日は続くから
夕方までふらりふらり歩き 道端で紫陽花をみつけたり 探していたのにちょうどいいサイズの籠を買ったりした それから、ソーダ水の色の飴 あんまり色がきれいだから夏なのに買ってしまう
考えない練習が下手になってしまった アルバイトの面接を受けることにする うまく喋れるかさえ怪ぶんでいたのに どこからか急に「きちんとしたあたし」が出てきて 自動書記みたいに喋ってくれるのでびっくりした
夜落ち込んでいつまでもぐずぐず零れ眠れないので ハルシオンを追加してまるくなって眠る おくすりの力を借りる道があるというのは ほんとうは恵まれているかも知れない 日常的に飲んでいると効かないとか副作用がどうとか 色々ぐじゃぐじゃ言ってしまうんだけど 手助けしてくれる存在が手元にあるのは、、、たぶんひとつ 楽になれることだから
あんまり誰のことも傷つけないで混乱を乗り切るには たぶん眠るのがいちばんよい方法、のような気がするから そうなれるようにがんばってみてはいるんです
29日、 雨が降る日、面接をうける 渡された用紙の得意なこと苦手なことの欄にぞれぞれ 「文章を書くこと」「遠出」と書いてしまった 遠出、って、、、なんか、なんか違う気がするんだけどなあ ボールペンで書いちゃったので修正不可 話がどんどん変わっていってただのカウンター業務じゃなくて 思っていたよりも大変なお仕事できませんかと尋ねられ きっと落ちるなあと漠然と思う
帰り道でうすみどり色をしたレモネードを飲んだ そうしてあのひとに手紙を書いた 雨がやむ前に届いたらいいのにと思う
30日、 再び晴れ、眠る日、「ホテル ビーナス」をみる もしかしてこのお話で泣かなくなったらあたしは少し 大きくてやさしくなるのかも知れない 今日もまた待ち人 疲れたねやめたいね、きっとやめたいね でも私死にたくないからたぶん待ってる 酷い夢をみてしまった 「ありがとう、毎日あたしを殺してくれて」 ……そんなこと毒づける相手と同じ屋根の下に住んでいる
目がさめたら六月は終わっている 七月です 文月 みんなに暑中見舞いを書くことと ほおずき市を見に行くのをたのしみにしてる 浴衣、着ようかな もしも万が一お仕事をすることになったら できるだけやってみようと思う
背中おしてくれてありがとう。
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