うれしいこと
別に大声でふれまわるほどのことでもないけど でも、うれしいこと
それを思ったらなんとなく ふふふと笑うこと
ちっぽけにつむいできた何年間かの昨日 何も意味をもてないわけじゃないと 少しだけ思ってもいいかな 思ったらいいかな
握りつぶしてそれでも生きのびる 血や痛みととなりあわせでも たとえばいつかあのひとに会いたいと思いながら
輝いていないぶん ちっぽけで地味で ひかりを放つ
はるがきて蒲公英の花のほころびるように ある日、あかるくあかるく うれしいことはそこに転がっていて
ぼくはそうして ふふふと笑う
5月14日、午後
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