ぱたぱたと日がのぼり ぱたぱたと日が暮れる 外の時間となかの時間、 ゆるやかにずれたまま添うことがなくて 途方に暮れてみる
暮れてみてもとくに何も起こらないのは承知にて、 健康ってなんだった。
少しきちんと暮らせていたとき 向こう側があかるく見えそうな気がしていたから 旅をするという提案にうんとうなずいた、 あの視界どこへ行った?
うすぐもりでつめたい風のふいている日は好き、 花冷え、花曇、 すいすいと通り過ぎていくつめたい粒子
邪魔なのは消えてくれない熱やら からだの痛みくらいなんだったから どうしてそれだけがなんともならないのだろうと 不思議にくらい思いながら
みんな変わっていくのにね
うちのなか歩き回る皆のぱたぱたとせわしない足音を 少し離れたところで聞いている、そのまま、そのまま
目を瞑って じっとして じわじわと低温で焼かれるような からだのなかを なだめたい
……こんな筈ではなかったとか、そういう思いも浮かばずに
笑顔つくるのが少しむずかしくて くっきりと控えている予定が 何かとても不穏なもののようにも 見えてくる、その理由が ぜんぶぜんぶあたしのからだの中にある
あした、あたしは、笑っているでしょうか 笑うことができるでしょうか とても好きなはずの 少しつめたい風のふくなかで もう少したやすく もう少しほがらかに
…………。
とりあえずとりあえず 熱よ下がれよ
4月18日、昼
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