『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2005年03月24日(木) ほのあかり

奇妙な時間に起きて、奇妙な時間にねむる
朝なのか夜なのかよくわからんねえ、と
枕元のぬいぐるみくんに話しかけた
一日、ということを知らないですむほど
からだのなかの時計、ふたたび止まった

振り払えない霧のかかった頭かかえて
三月、春になりきらない空気をたたえた時間のなかに
ぼくはまたぼくを置いてきてしまった
凍りついて
そのまま
現実感はんぶんくらい失せて漂っていく

目をさましたら
さらさらと雨が降っていた
ぶあつい雲に覆われた空
午前8時でも午後5時でもいい
ひたひたと眠りがうちよせてくれるなら
招きよせて、いつまでも眠るよ

空腹や喜怒哀楽のないということ
いらいらすることと涙くらい残って
かなしいのやひとがしぬのは
もういい、と思っているのに

電話から
ディスプレイから
また
かなしいお知らせ、ぽろり。

保とうとやってきた生活のレベルがじわじわと下がってきていて
なにやらガンバロウと思っていたきもちの根っこが見当たらない
なんにもない
ちいさな歌声みたいなものがとおくから聞こえている

願わくば

やりたいと思ったにちがいないこと
たくさんたくさん、この時間のなかに残して
そっくりそのまま、一年あとに
荷造りして送って

そこまで行きついたら
またふたを開けて
マグカップと湯気とおふとんから
凍りついたぼくを取り出して
少しずつ……解かす



3月24日、朝


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