さんだるをはいて外に出ると蝋梅が香るので ああ年が明けたのだなと、そのたびに思い出す おしょうがつがあったことはみんな忘れて いつもと同じ、毎日だから
はるの、香
このころに咲く花のなかでいちばんすきな匂いだと思う さわやかであまいこと 風に色がついていて 脳髄のほうまでとうめいにすきとおる
はる
ほしあげたせんたくもの、ふらふら揺れた
ひりひりする
眠りたいように眠れないかわり いつまでも起きなくて いつまでも眠りたく まっしろなかお
しなくちゃいけないことはごまんところがっている 自分に食べられないごはんをつくって 笑えないけど、笑って それに それに
重たい いたい
もういちど ぎゅっと目をつぶって 気をうしないたい
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