『 hi da ma ri - ra se n 』


「 シンプルに生き死にしたかった 」


2003年05月01日(木) 年の経る

としのふる、と読んでいただきたいところ……漢字は合っているのかしら?
わかりません、昔とった杵柄こと古文の血が泣きます。

ともかく。

高校のときの友達が入籍をしたそうです(結婚式ではないようです)
と言っても彼女とは思い起こせば小学校二年生のときからの付き合いなので
ええと、数えるのが一瞬面倒なのですがたぶん17年ほどのお友達。
密接に関わりを持っていたのが高校の三年間プラスそれ以前以降の数年間、
というだけで、ただ25歳にすぎない私には、これはもう一生に近いです。
なにしろ小学校二年生、
7歳以前なんて……
記憶にはあるけれども夢と紙一重のような世界です。
私がまだ神様だったらしいとき!?

そんなわけで、入籍しましたのハガキが舞い込んだときは
ノスタルジックに振り返りながらおめでとうと思いながら
複雑にさみしさを味わいました……
同学年といえどもほぼ丸一歳ほど年は違いますが。

ただ……

もしかしてこれってば小説で言うなら行き遅れ?(??)

ルイザ・メイ・オルコット女史
(関係ありませんがこの女史という呼び方をわたしは妙に好きです…)の書いた
若草物語の続編「第二若草物語」(三部作なんです実は)の中で、
だいたいストーリーを通しての主人公であるマーチ家の活発な次女、ジョーさんが
末の妹の婚約祝いのあとに、ひとりぐったりと呟くシーンがあります。

「老嬢……わたしはまさにそれなんだわ」

ちなみに老嬢は「オールドメイド」と読んでください。

つまりお嫁に行かないで家にいる年取った女の人のことをこう呼びますが
(結婚していないゆえに「お嬢さん」と文字が付くのは少しものがなしい)
このセリフを吐いたとき、ジョーさんは25歳です。

ちょっと待て。
25歳。

いちおう私は25歳ということになっています。
(精神年齢は明らかにひくいです……)

……昔に生まれなくてよかったと喜ぶべきなのかしら。

赤毛のアンの腹心の友のダイアナが婚約したのって19歳の時なんですよね。
ちなみに結婚は21歳です。
そういうくだらないことはきっちりとインプットされている頭脳。
昭和35年出版、などと堂々と奥付に印刷されている古い新潮文庫を
母から譲り受けて読み漁った毎日のおかげか知れず。
文庫本が一冊100円そこそこで買えた時代。


適齢期とかそういうものは視界の余所に蹴飛ばしておいて
結婚なんていう文字は私の人生計画にはない!
と十代の頃より言い切っていたし、今でも言っている(……)けど
それはともかくとして
誕生日を迎えるとか大学を卒業して学生を辞めるとかそういうことよりも
年をとったんだなあ、、、と
思いのほか(たぶん生まれてはじめてくらいに)
しみじみと考えてしまった瞬間でした。

ただ、そんなによい性格にできていないので
あーあ友達が結婚なんかする年になっちまったぜ、というのが
ただしいような気もしますが。


眠れなかったので早朝未明にぶつぶつと呟かれた日記。
睡眠薬を処方どおりに飲んでも寝付けなくて夜を明かすということが
三日に二日くらいの割合になってきました。
ここまで来ると生活習慣の問題で
オクスリの効き目がどうとかいう話じゃないなあ、と思います……
折しも、連休に突入。
前に通院したときに連休中の休診日が待合室に貼ってあったのに
まるで放心していてメモを取ってこなかったので(やっぱりダメ患者…)
お休みが終わるまでは手元のものでしのごうと思っています

どう見ても、約一種類、明らかに足りていないものがあり
これはどうしたことだろうかと……飲みすぎた憶えはないのに。

飲み足りなかったことはあっても飲みすぎたことはここ半年以上ないと思う。
それだけは威張れるかもしれない……程度が低いけど。


処方箋メモ:
 トレドミン 25mg×3
 デパス 0.5mg×3
 ハルシオン 0.25mg×2
 サイレース 2mg×1


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