みちる草紙

2005年04月15日(金) 悪者退治

この春も、杉の木たちの受精の営みが、無差別に日本人を悩ませている。
昨夜は横になった途端に咳が止まらなくなり、ひどい寝不足となった。
今日は花粉の飛散が特に凄まじかったのか、一日中、鼻水が滴り落ち続けた。
耳鼻科でもらった、就寝前に1錠飲む薬を、まっ昼間に2錠飲んだがあまり効かない。
洟をかんだり拭いたりする頻度が高いので、たちまち鼻の周りが剥けて
いつもヒリヒリさせている。まとめ買いしてあるローション入りティッシュペーパーも
値段がバカにならないのに、それこそ瞬く間に消費してしまうのである。
大事に使用しているつもりでも、1枚が隈なく鼻水でぐしょ濡れになって
ゴミ箱に投棄されるまでには5分とかからない。(きちゃないな〜)

2月にアタシも罹患した、インフルエンザについての記述を先ほど見つけた。
なんでも今回のが、過去11年間の実績で、最も多くの患者を出したのだそうだ。
アタシが罹ったのはB型だったから、主義に反して、この冬最先端の流行に
便乗してしまった訳だ。そうか流行ったのはB型の方かぁ、マジョリティじゃ〜ん(笑)
インフルエンザは、特効薬の『タミフル』で結構ラクに克服することが出来たが
花粉症の特効薬ってまだ出来ないのかなぁ。この際、人体実験に供されてもいいから
早くこの苦しみを取り除いて欲しいもんだわ。それほど切実なんです。

スギ花粉VS製薬会社に、コンピュータウィルスVSセキュリティソフトの会社。
軍事産業などと同様、この世の悪がビジネスチャンスを生む構図は不滅のようである。

今年のインフルエンザの流行は、この11年で最悪だった可能性が高いことが、
国立感染症研究所の調査で15日わかった。
感染研では、全国約4700か所の医療機関を選んでインフルエンザ患者の
報告を求め、毎年の流行を調べている。今年1月から今月3日までの統計では、
これらの医療機関の患者は約141万2000人。
現在の統計手法が導入された2000年以降では、患者が最多だった03年の
約112万4400人を上回った。
1995年から99年は、調査対象の医療機関が少なく単純比較はできないが、
今年の1医療機関当たりの患者は300人で、最も多かった95年の277人を
上回ったため、過去10年と比べて、最悪の流行だったと考えられる。
今年はB型のインフルエンザウイルス感染者が全体の60%。
近年はA型のウイルスが主流だったため、感染研では「B型の抗体を持っている人が
少ないことが、流行拡大につながったのでは」と話している。(読売新聞)


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