2006年04月23日(日) |
悪魔の顔した天使の食べ物/おいしいココアを飲もう |
angel's food cake …卵白・小麦粉・砂糖でつくったスポンジケーキ devil's food cake …チョコレートケーキ 三省堂英和辞典「WISDOM」より
チョコレートケーキのことを 俗に「悪魔のケーキ」と呼ぶというのは、 大昔、たしか茶木ひろみさんのまんがだかで 読んだことがありましたが、 対する「天使のケーキ」の方は、 どうもイメージがわきにくいと思い、 改めて辞書を引いてみたら、 要するに、デコレーションケーキとかの土台になる アレのことだと知り、納得すると同時に、 「ちょっとつまらん」とも思いました。
チョコレート=茶(黒)という 色からの発想なんだとは思いますが、 その魅惑の味が悪魔的だからかな、とも 思えます。
ところで、最近本当に出回っていますね、 悪魔のチョコレートが。 いわゆる高カカオ含有のチョコレートですが、 「明治チョコレート効果 99%」の箱に書かれた 「甘い飲み物と一緒に召し上がることをお勧めします」 なる一文には、どんだけ苦いんだとツッコミたくなりましたが、 これは……実際に口にしなければわからない、 想像を絶する苦さでした。 香りも食感も紛れもないチョコレートなのに、 もぉ〜っ、ひたすら苦い! 炭をそのまま食べたら、こんな感じでしょうか。 一時的に食嗜好がアレになっている妊婦さんで、 ハマる人がいそうな気がします。 本当に、甘さのカケラもないのです。
ちなみに、個人的感想を添えれば、 いちご牛乳と一緒に食べたらいま一つでしたが、 ごく普通の牛乳はベストマッチだと思います。 というか、牛乳の甘さに感激することでしょう。
この地球上には、「カカオ100%」チョコレートも 存在するといいますが、 思えば、「99%」って、何で99%なんでしょうね。 原料の中で、乳化剤を使っているから? じゃ、まるっきりの100パーってどんなのよ。 十割そばと、どっちがつおい? 健康食品として注目株だし、 純粋にカカオを楽しむにはよいようですが、 値段の高さもあり、ちょっと手が出せずにおります。
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話は少しだけ変わって、 おいしいココアの入れ方を御紹介します。 用意するものは、純ココア、三温糖、牛乳、塩です。 分量はお好みで調整していいのですが、 大体の目安としては、
1人の場合 ココア…小さじ山盛り1.5杯くらい 三温糖…小さじ山盛り2杯弱 2人以上の場合 ココア…小さじ山盛り×(人数+1) 三温糖…小さじ山盛り×(人数+1.5or2)
「上記」と塩をほんの少しをミルクパンに入れ、 少量の牛乳を垂らしてペーストをつくり、 それを200ミリリットル(1人分)の牛乳で完璧に溶かします。 2人分以上のときは、そこに200×(人数−1)の牛乳を入れて つまり、2人分のときは200、3人分のときは400ということ さらにかき混ぜで溶かし、 アイスがお好みならそのまま、 温かいのが飲みたいときは、そのままコンロで温めます。
あえて言うのもヤボですが、塩はまあ隠し味です。 入れ過ぎたら目も当てられないので、御注意を! 三温糖も、単に好みの問題でして、 もちろん上白糖でもグラニュー糖でも構いません。
純ココアは扱いが面倒だという方も いらっしゃるかもしれませんが、 慣れるとそうでもありません。 水を1滴も使っていないので、 濃厚で風味豊かなココアが楽しめます。 牛乳が問題なく飲めるすべての方にお勧めします。 豆乳ではつくったことがないのですが、 試す機会があれば、またこの場をかりて書きたいと思います。
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