2005年12月10日(土) |
「コンビニかどっちかで流れてたのを、自然に覚えちゃったんだよ」 |
ラーメンズ第11回公演「CHERRY BLOSSOM FRONT 345」の冒頭で、 「本人不在」というコントがあります。 あの手この手でNHK受信料を払おうとしない男と、 食い下がる徴収員との攻防…かと思ったら、実は…という 「設定上の設定上の設定」みたいな、 二重、三重構造がおもしろい、 そういう意味で、非常に彼ららしい作品だと思います。
不払い男はまずは定番の 「うちにはテレビがない」 というせりふを振りかざし、 徴収員がすかさず、 「今、連ドラの主題歌が聞こえましたけど?」 と指摘すれば、 対する不払い男は、 「自分が歌っていたんだ」 と主張。 徴収員「テレビがないのに、どうやって覚えた?」 不払い男「普通に生活してればヒット曲ぐらい。 コンビニの店内放送か何か聞いて覚えたんだよ」 ……………。 すっごい無理はあるものの、 言われ方次第では納得しそうで怖い言い逃れです。
これは極端としても、 確かに、ちょっとしたお買い物に出れば 覚えてしまうほどよく聞く曲というのは存在しますわな。
私は近所のディスカウントショップに行くと、 「青春アミーゴ」(修二と彰)を ほぼ100パーとも言える確率で聞きます。 初めて聞いたとき、 「♪地元じゃ負け知らず〜」のフレーズで 吹き出しそうになり、 家に帰って長女に聞いたら、 案の定というべきか、 学校でも非常に人気がある曲らしく、 すぐタイトルが判明しました。
そして最近、それにとってかわろうとしているのが、 何といっても「セブンティーン」(TRA)です。 ねっとりと、や〜らしげな歌い方といい、 さわりの部分の歌詞「君は17歳、僕は40歳」といい、 「きしょっ」と言ってほしくて歌っているとしか思えない そんな曲です。 好き・嫌いはともかくとして、 与えるインパクトの深さは大成功でしょう。 何よりショックなのは…ここで歌われる男女?の年齢差、 (よくよく考えたら、その部分しかまともに聞いたことない) 我が相方と長女よりも大きいのでした。
そこで冒頭の話題に強引に戻りますが、 いずれにしても、1曲フルに覚えて(多分) あまつさえ、独りでハモれる(!)ほどに身につけるって、 そりゃ、特定店舗に一時的に長居し過ぎです。 1曲を1コーラス2コーラスずつばらんばらんに聞いて、 つながりまで見極めて覚えてるとしたら、 それはそれで物すごい特殊技能だけれども。
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