どうでもいいとりとめもないことを考えるのが好きな割に、 抽象的なことを考えるのが、いまひとつ得意でありません。
その最たるものが、 「○○は○○に似合わない」という美意識についてです。 例えば洋服についてなら、 体型のせいで物理的に無理とか、 そういう何か決定的なことがあれば別ですが、 ドン何がしさんとか、杉浦某氏とかが評論する ファッションがどうのこうのというのが全く理解できないし、 (この点は同志がたくさんいるといいなあ…) もっとわからないのは、 「美人に○○は似合わない」という表現です。 この○○に入るのは、ドテラでも焼き鳥でも構いませんが、 美人に似合わないものが、 果たしてこの世に存在するのか? 美人に似合わないものは、 誰にも似合わないんじゃないのか? と思うのです。 ニコール・キッドマンが、バカボンパパのコスプレ!なんて、 むしろ見てみたい気がするんですけどねえ。 ちょっと想像しても、似合うとはいいませんが、 そのミスマッチぶりが、また新しいケミストリーのようなものを 生じさせるのではないかと思うのです。
それはそうと、『日曜美術館』を見ていたら、 森村泰昌さんが出演なさっていたのですが、 この人は、その独特のお仕事もさることながら、 お召しものにもすごみがありますね。 あのピンクのスーツ、 スタイリストさんの仕込みか私服か存じませんが、 同年代のおっさんには、なかなか着こなせないでしょう。 (てか、妙齢の女性でも多分無理だぁ〜というシロモノでした)
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