2004年06月02日(水) |
お・じい・さ〜ん(涙) |
先週の「トリビアの泉」を見ていたら、
「アルプスの少女ハイジ」続編でペーターを演じていたのは………
チャーリー・シーンである。
なるものが採用されていて、投稿主には大変失礼ですが、 「へぇ、これがトリビアになるのか」という意味で驚きました。 「何の役にも立たない、些細な知識」なんだから、 別におかしくはないのですが、 ズイヨー映像のアニメとして慣れ親しんだ世代としては、 続編?え、実写?何それ?と、まずなってしまうし、 いきなりアメリカ製の実写版を持ってこられてもなあ。 しかも、例えばオチの部分が ブラッド・ピットだのトム・クルーズなら まだ「へぇ」を押しがいもありますが、 (それとて、3年後、5年後にはどうだか…) チャーリー・シーンって、 まるっきり過去の人と言うのは乱暴ですが、 強いて言えば「どっこい生きてる」の感があり、 今さら「プラトーン」で一躍スターに、と言われても、 正直、リアクションに苦しむところです。 (番組内での、まだ年若いベッキーの高揚ぶりには、 ちょっとびっくりしました。 それこそ、私がベッキーちゃんくらいの頃の大スターだもんなあ)
とはいえ、そこは「トリビア」ですから、 解説の見せ方の方はぬかりありません。 件の映画の若き日のチャリ坊のペーターを、 きちんと小原“ドラえも〜ん”乃梨子さんの 吹き替えで見せてくれるサービスぶりでした。 もちろんハイジの方は、杉山“コロ助なり”佳寿子さんです。 ただし、アルムおんじ役が、宮内“これ、一休!”幸平さんでは ありませんでした。 あれ?ひょっとして宮内さん、既に鬼籍に入られた?と思ったら、 1995年6月2日、つまりは9年前のきょう、 65歳で亡くなっていたことを、まさに本日知りました。 正直、冒頭のトリビアネタよりも、 個人的には、このことに驚きました。
9年前に65歳、ということは、 もし今御存命でも74歳ということです。 それだけならばまだしも、 1929年生まれということですから、 アルムおんじの役を演じていらしたころは、 実はまだ40代だったということになります。 ええ〜、40代であのじいさん声!ただものではありません。
ほかにも「一休さん」の外艦和尚とか、 比較的最近でも、「ドラゴンボール」の亀仙人、 「きかんしゃトーマス」のトップハムハット卿など、 貫禄あるじいさん声ならこの人で決まり、 というほどのハマりようでした。 高齢者の枯淡の演技というよりは、 「まだ若いもんには負けんわい」という気概を感じさせる 張りのある声が魅力的な方でした。
実は今、次女と一緒になって、 「アルプスの少女ハイジ」のDVDを見まくっています。 見るたびに、 ハイジの健気さや賢さ、強さに改めて感じ入っていましたが、 (第2話が個人的には涙のツボです) 宮内さんの祥月命日である本日は、 また感慨深く見入ってしまいそう。
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