cogito, ergo sum / 花流    
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物を手放せない私

 
相変わらず、というか、未だに部屋の片付けで苦しんでます、って話がしたいんじゃなくて、今日見た夢の話。昼寝、もとい夕寝の時に見た夢の話しです。

祖母の家の母屋が炎に包まれ、様々な人が避難する中(ってか人多すぎだったけど。民宿かよ、ってくらい人がいた気がする…)私は居間の隣の部屋に向かって行って、鍵を探してるんです。その部屋にはいろんな私の思い出の品があって、私はその中でいろんなものを拾っていきます。んで、鍵を見つけたらその鍵の合う箱を探してる。最終的に箱を見つけ、鍵を開けて、中から思い出の品を見つけ、それを確認して箱を抱えて外に飛び出します。そして母屋が崩れた時、私は大事にしていたものが1つ手元に無いことに気付いて泣き叫ぶ、という夢でした。

夢を思い返してみて、私は何をしてたんだろう、と思うのです。火事の中で物を優先するとか正直正気の沙汰じゃないですよね普通。みんな逃げ終えた後に母屋に残って思い出の品をかき集めている。捨てて逃げろ、と頭の中で叫びつつもあともう少しだけ、と粘る自分がいる。

私は何を捨てられないのかというと、結局思いが捨てられないんだろうな、と思ってます。昔使ってたものへの愛着とか、そういうのが私を縛っているんだと思うのです。物持ちが異常にいいと周りから言われるのもそういうところがあるからだと思います。使わないくせに大事にそっと奥深くへ仕舞っているという。
でも片付けなきゃいけない時それはネックですよね。潔く捨てるためにはどうしたらいいのか今でも悩み中です。


てか炎の中で一緒だったのは誰だったんだろ…?


ちなみに目が覚めて一番ショックを受けたのは、そもそも母屋なんてとうの昔になくなっていたってことを思い出した時でした。ああ、無かったんだっけ…って思って切なくなりました。大好きでしたよ、あの母屋。実はこっそり自慢でした。


...2007年07月20日(金) [Comment]

 
 

Material:神楽工房



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