2024年12月15日(日) |
仕事のこと赤裸々に4 |
仕事下さい!何でもやります! あなた様達の要望はできる限り取り入れます! 価格も安くやらせて頂きます! それでも高いとおっしゃるなら値引きもしますから! お願いします!! ぺこりぺこり…
そんな平身低頭の、吹けば飛ぶような弱小企業の社長ごときが まさか、その仕事を頂いてる大手企業の課長並みに稼いでるなんて… イムテン社員が知ったら面白くないのは、当然といえば当然かも知れません。
私に制作の指示・仕事の供給をしている偉そうなリーダークラスより へこへこしてる私の方が稼いでいるのですから。
でもね・・ いろいろあって、本当にいろいろあって… PL図面を1から10まで編集して作成(あるいは作成指示)出来る人材が 数千人いるイムテン社の従業員の中で、私だけになってしまったのです。 たった一人なのです。
みんながやりたくない仕事ですからね。 実績を上げても評価されない仕事なので。 あの人がこの人に押しつけて、この人があちらに押しつけて… 巡り巡って、たどり着いたのが私で その私が全部受け入れたことで、皆が丸く収まって。
こんなの、俺らのような優秀な人材がやる仕事じゃねーだろ! 底辺のあいつらの仕事だろ! フミさんところにやらせときゃいいんだよ!めんどくせー! という状況ができあがったのです。 これが、開発・設計という、メーカーの中心部の現場の人たちの本音なのです。
私はその環境を受け入れるどころか 喜び、感謝すらしていたわけです。 WIN−WINの関係だったわけです。 現場レベルでは。
そして、私に仕事が集まってくる仕組みが出来上がりました。 ぶっちゃけ、そのことに関しては私も努力したと自負しております。 そうなるよう、一生懸命頑張ったつもりです。 そう言えるくらいのことはしてきました。 そして、儲けてきたのです…
4年くらい前でしょうか 私の存在をよく思わない人たちが現れました。 私が元いた部署で新たに就任した部長です。
え?! PL図面なんぞにそんなにお金を使ってるの?! もったいない! そんなの、全部自動化しちまえよ! 全部自動化して、あいつの仕事をなくしてしまえ!! というプロジェクトが発足されたのです。 私に内緒で。 当たり前ですが。
その事実を知ったのは、約一年後でした・・・
<続く>
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