2019年08月01日(木) |
芸人と個人事業主と俺のギャラ配分 |
最近の吉本興業のいざこざを見てて、感じることが多々ある。
俺も去年の4月から個人事業主である。 某大手企業の子会社(仮にMA社とする)の中に席があり、そこで一日中仕事をしている。
しかし、基本的にその仕事は自分で取って来ている。 (と言っても、相手は一つしかないのだが・・・) 俺の取ってきた仕事を、MA社を通じて発注してもらう。
MA社は俺の売り上げの一部をピンハネするだけである。
MA社と俺の間に契約書はない。 口約束だけだ。
つまり・・・吉本芸人とまったく同じ構図なのである!!!
しかし、さすがにギャラ配分が1:9ということはない。 吉本の社長は平均的に5:5とか6:4とか言っていたが・・・ どうなんでしょうね? 若い奴からは多めにピンハネし、売れてる人とは折半くらいですかね? イメージ的に。
いいでしょう。 私のギャラ配分を公表しましょう。
今は 7:3 です。
もちろん、私が7です。
売り上げの70%をもらってます。 去年は 76% もらっていたのですが、いろいろあって、今年は減らされました。ちっ。
この 7:3 という配分が良いのか悪いのか、よくわかりません。 前社では売り上げの80%をもらってました。 社会保障付きで。
これはもう、破格です。 (でも、いろいろあって独立しました)
一般的な派遣会社では、派遣社員の取り分は55%〜70%くらいだと思います。
そういう意味では俺の70%は良い方なのでしょうが、俺には一切の社会保障がありません。
逆に言うと、MA社は俺の年金やら雇用保険やらを一切払わないくせに、ただただ30%もピンハネするのです。
もちろん、まったく何もしてもらってないわけではありませんが・・・でもやっぱり、ぼったくりだ!という気持ちはあります。
でも、俺はMA社の名前があるから仕事を取れる、というのもあるので、30%くらい取られるのは当然だよな・・・という気持ちもあります。
吉本芸人だって、吉本の芸人だから仕事をもらえる!というのは絶対にあるでしょうし、本人たちもそれはわかっていると思います。
ぼったくりやがって!という気持ちと、感謝の気持ちが常に同居してます。
これ、非常に難しい感情なんだよねぇ・・・
当事者・経験者にしかわからない感情だと思います。
きっと、吉本の芸人さんたちもそんな感じなのでしょう・・・
<この話、続く>
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