2004年06月09日(水) |
除湿機の購入を検討してる方々へ |
俺の部屋にはクーラー(エアコン)がない。夏は暑いものだし、クーラーは健康に良くなさそうだし、それに俺自身が暑いのには割と強いし。そして・・・ 何よりもお腹が弱いから。
ぽんぽん冷えちゃうと お腹がぴーぴーになっちゃうのぉ さぶい。
というわけで俺の部屋だけクーラーがない。 居間にも妹の部屋にすらあるけど、俺の部屋だけない。
しかし、この数年の暑さは異常だ。地球は間違いなく破滅に向かっている。 さすがの俺でも扇風機だけでは凌げ切れなくなくなって来た。脱水症状の 一歩手前まで来る。(昨年は幸い冷夏で助かったが)
28℃の熱帯夜と27℃の熱帯夜の差がわかるか? クーラーをガンガンつけて生活してる人にはわからないだろう。 1℃違うだけでこんなに違うんだ・・・というのは身をもって覚えるべき。 ・・・でもなかろう。涼しいに越したことない。 苦労なんてしないに越したこたぁない。
俺は(家に独りでいるとき)どんなに暑くてもクーラーは入れない。なぜなら、除湿(ドライ)で充分だから。湿気さえ取れれば充分涼しいと思えるの素晴らしい体質だから。己を絶賛。
というわけで、大金ハタいてクーラーを買わなくても、除湿機を買えばいいのだ!という、見事な大発見をして除湿機を買ったのが2年前のこと。 この事実を発見するのに10年近くの歳月を要したが。 なので、思い切って3万数千円も出して、ちょっとイイ除湿機を買ってみた。
前置きが長くなった。
我が家の除湿機の実態をお話しよう。(決して安物ではない)
除湿機を付ける時は当然窓は閉めるのだが、除湿機は除湿機であって、 涼しい風を発生させる機械ではないので、除湿効果が現れるまでは「生き地獄」を覚悟すべし。時間にして30分程度か。ちなみに俺は、この間は自分の部屋を脱出するようにしている。
さて、除湿されて涼しいのか?というのが一番の重要事項なわけだが・・・ 30分後に部屋に入ってみる。80%以上もあった湿度も約55%くらいまで落ちている。
「湿度も下がってさわやか♪幸せ(はぁと)」 とはならないんだな、これが。
なぜなら・・・ なんと、除湿機自体がかなり熱を発するのだ(決して安物ではない)。 しかも、その発生した熱が排気口から熱風として出てくる始末。
たしかに湿度は落ちる。しかし室温が上がるという驚愕の事実。 30℃だったはずの部屋が、数十分後には32℃に・・・ あーりーえーなーいー
「室温30℃で湿度80%」の部屋と「室温32℃で湿度55%」の部屋・・・ 目クソ鼻クソである。
あなたならどっちを取る?
そのくらい究極の選択なのだ(決して安物ではない)。 俺は、せっかく買ったのだから除湿機を使うようにしているが、妹が俺の部屋に居る時に除湿機のスイッチを入れると、彼女は一目散に部屋を出て行く。逃げる。窓を開けて扇風機回して・・・の方が良いらしい。ちっ
そして寝るとき・・・
この除湿機は作動音がかなりうるさい(決して安物ではない)。 しかもタンク内の水が満タンになると、容赦なく警告音がピーピー鳴る。 なので除湿機を付けたまま寝ることは(俺には)絶対にできない。 窓全開、扇風機フル稼働で就寝態勢に入るのだ。
・・・せっかく除湿したのに・・・なんと無意味な・・・
エアコンの除湿(ドライ)は涼しい。しかし、あれは間違いなく涼しい風が出てるはずだ。除湿機能だけが作動してるわけでは絶対にない。俺はそう思う。
エアコンの除湿機能と、除湿専用機の除湿は全然別物と思うべし。
<<そこで結論>>
1)洗濯物を乾かすなら除湿機最高! ⇒ たぶん
2)エアコンより除湿機の方が健康にいい ⇒ 夏は汗を掻こうじゃないか
3)除湿機で忍耐と根性を学ぼう ⇒ 自然に耐久力が付く
4)除湿機のタンクに溜まった水を浴びれば涼しくなる ⇒ いざとなったらこの水を飲めるかも
5)涼を求めるなら 高性能の除湿機よりボロいエアコン ⇒ 腐っても鯛
という結論を、身を削り、大金ハタいて叩き出した俺。 エライだろ。 誰か誉めろ。
これ、どこぞやのメーカーの人が読んだらクレームが来るだろうか? いいぞ。文句があるならいつでも言って来い。 悔しかったら除湿機で俺の部屋を涼しくしてみろ。エーコラー
そんなわけで、 夏を迎えるにあたって、この(決して安物ではない)除湿機をオークションで売り払うことにした。値段設定はやけくその100円。ぉぃぉぃ でもマジ。
決して安物ではない・・・
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