エロとピンクとアミタイツ。
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2002年08月16日(金) 「愛は地球を救う」なら、放送やめてその制作費でもっと救え。

さて、今年も黄色いTシャツ着て募金する季節になりました。
また「足が痛いけど懸命になって走る人」をみて、
やっぱ、泣くのかなあ、日本人は。
今年もまた、安い涙の到来です。

今年走るの西村知美だって。げげ。
どうせダンナが涙目で応援とかして、それみて泣くんだろ。
「がんばれぇ」とか言って、主婦とかが。テレビの前で。
「夫婦愛」のプラスで多いに盛り上がる事でしょう。
ケンナオコ妖怪マラソンよりも。

「日本中が応援するたった一人のランナーが巻き起こす、感動の渦。」
カンドウノ、ウズ?

あたし、ああいうのみて泣けたためしがない。
ちょっとアナタ、そのナミダの内訳、感動ではないよ。
努力の押し売りの向こうには同情しかない。

なんていうか、あんまり上品な番組ではないよね。
カンドウを一生懸命演出してあおるっていうか。
そういうところにガチンコ並の品のなさを感じる。
「山をのぼる障害者」を喝采する事自体がもう障害者バカにしてるって言うか。
松尾スズキかなんかが言ってた言葉を思い出す。

「障害者をわざわざピックアップする事自体が、
ガンバッテル特別なヒトタチっていう認識を生んでいる。
ほんとうに平等な社会を望むなら、
テレビドラマでも障害者を常に問題やトピックの真ん中に位置させるのはやめるべきだ。
隣りのおじさんだったり、妹だったり、ごくごく普通の登場人物として登場させろ。
特別扱いをするな。
障害者に感動を求めるな。」

障害によるハンデについてならいくらでも知りたい。
力になれる日もくるだろう。
だけど、「がんばってる」に焦点を当てさせる番組は彼らに失礼だ。
それは彼らの日常なのに。みんなの命は同列なのに。
特別扱いされるのはイコールやさしい差別の始まりだ。
と、私は思う。

あとは、なんつーか、言葉をわざわざテロップで出すかのごとく、
「ここで泣け!」ってシーンを強調したり、意味なく手紙読んだりするから
気持ち悪いのかなあ。
でも、みんなみてるんだよね。
「感謝祭」とか、タレントの忘年会なんかわざわざ見たくねえよ、と思うけど
うちの親は大好きだからなあ。

散文、失礼。

真夏の予定表。
卒論を書くためにルミネTHEよしもとに行く、
卒論を書くために小難しい本を読む、
卒論を書く、
北海道へヒッチハイクに行く、
沖縄に旅公演にいく、
バイトバイト、

やること多すぎて、「夏休み」っていうか
これ、ただの「夏」。


小日向マリー |MAIL

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