エロとピンクとアミタイツ。
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2002年05月15日(水) ちょっとくらい待ちなさいよ。

「ひとあしお先に旬!」ていうコピーを
ほっかほっか亭かなんかの広告で見たんだけど。
これおかしくね?

具体的にいうとナスの旬の先取りを訴える広告なんだけど。
一見「ほほう、もう、ナスが、ねえ」とつい食べたくなる感じもするけれど
ストップ!
ここでだまされちゃいけない。
問題はこの「ひとあしおさきに」だ。
まだ旬じゃないんだよ、ナスは。

だけど「お先にー!」っていう先取り感の権力は思いのほか強いらしく、
ひとはマッハで飛びつく。
「どこよりもはやい花火情報」
「話題作先取り!試写会特集」
「夏のTシャツ超先取り200!」
超ってなんだ超って。

夏になった気になる
映画見た気になる
Tシャツ着た気になる

でもそしたらほんとにTシャツ着たとき実感なくねえか?
予告編でイイトコドリの映画をみちゃったらもったいなくねえか?
先取りってそのときは気持ちいいけど、
のちのちの楽しみをつぶす。
完全形ですらないくせに、いっちょまえの破壊力。

パリコレとかで春に「次の年の冬」のファッションショーとかやってるのも
なんか気持ち悪い。
だいたい着れる形してねえじゃん。ごめん余談。

消費者よ、口先のおトク感に惑わされることなかれ。
あおられて旬でもないナスを食わされないように。
だいじょうぶ、焦らなくても夏は来るから。



小日向マリー |MAIL

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