ぼんやり日記
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2004年02月16日(月) とっさの口実

もう鼻がちくちくするような感じ。杉花粉だ。
出遅れてしまったが、今年はじめての耳鼻科へ行った。
ここ2年ほどかかっている耳鼻科は、治療が多少荒っぽく
鼻に器具を差し込まれる度、びくびくしていたので
いっそ他の所へ行ってみようかと、別の病院へ向かった。

そこは子ども達が何度かお世話になり、扱いが丁寧だったので
一度行ってもいいかな、と思っていたところだ。
ただし、いつも混んでいるので今まで行かなかったのだ。

名前を呼ばれて診察室に入り、20年以上前からの花粉症で
あることを告げると
「これまではどうされてましたか?」と尋ねられた。
つまり、昨シーズンまではどうしていたんだという事である。
「別の病院にかかっていたんですが…」
私はとっさに言葉につまった。
だって、そこの医者は治療が荒っぽくて痛かったので
ここなら優しそうだと思ったなんて子供みたいな事を言えますか。
「いっその事、根本治療として減感作療法とかも
考えてみたいと思いまして」
な、何を言ってるんだ私は。
「減感作療法ですか」とお医者さんは少し言葉をきり、
それから親切にメリット、デメリットを教えてくれた。
「半年間は週に1回の注射、それから徐々に間隔を空けて
何年も続けなければいけないので、途中でリタイヤされる方が
多いんです。それだけやって効果が出る人は6,7割くらい」
え、え、そんなに少ないの?とチョトびっくり。
てか、私別に減感作療法なんかする気は無かったんだけど。
「そうですか、また考えてみます。」とごにょごにょごまかす。
「じゃ、今日は普通にお薬出しておいていいですか?」
「はい、お願いします。」
「お気に入りのお薬とかありますか?」
「え!?い、いえ別にないです」
そんな事を聞くなんて、私はよっぽど医者を巡り巡っている
いやーな患者タイプだと思われたのだろうか?
くー、子供みたいに「鼻つっこまれるの痛いんです」と
最初から言っておけば良かったか?
なんで減感作療法なんて単語が突然、口から出てきたんだ?

しかし、病院を変えて良かった。
お鼻に管を突っ込まれても消毒とかいろいろされても、
ちっとも全然まったく痛くなかったのよ。
ああ良かった、今まで無意味に痛かったのは何だったんだよう。


2003年02月16日(日) 無理は禁物
2002年02月16日(土) ぽかぽか陽気

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