ぼんやり日記
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2003年10月17日(金) エコバニ&バンプ・オブ・チキン

レンタルショップの開店セールで
お子様用の10円ビデオを借りるついでに
CDをのぞいてみた。(こちらは45円也)

少し肌寒くなると聞きたくなる音楽ということで
エコバニのベストを借りてきた。
私が知ってるエコバニは初期だけ。
イアン脱退後のエコバニ本体もイアンのソロも知らない。
ヘビィ・ローテーションで聴いたわけではない。
それが音を聴いた途端、なんと懐かしいことよ。
こんなに聴いていたのかというくらい
すっかり肌になじんだ曲が続けて流れる。
ベストだし、なんだかんだとヒット曲の多い彼らだし
イギリスの音楽好きな人にとっては常識な楽曲か。
この音、この声、やはりエコバニは80年代の
あの時代のエバーグリーンだったんだ。
私にとってはユーミンよりも時代の象徴。
あらためて訳詞を読んでみると切ない。
人は虚無の世界に下り、そこから出たいともがきつつ
虚無の中に甘美を見いだす瞬間もあるだろう。
それでももがき苦しんで光をつかみ取ろうとする。
そんな歌が切ない。
でも聴いてるとちょっと、つらくなるかな。今は。
自分がしっかり立っている時に聴こう。

もう一つ借りたのはバンプ・オブ・チキン。
友人が凄く好きだという話なので、
彼女がエンドレスで聴くくらい良い歌なのかと
以前から興味があった。
私もラジオで耳にしたことのある“天体観測”の
入ったアルバム“jupiter”
これがなかなかぐっときた。
彼らももがいてるんだけど、なんだか心の治療を
しているような歌だと思った。
箱庭を作って自身の心を構築し直しているように
歌詞の中のひとつひとつの行為が、
自己確認と現状確認、そして視線は未来へ向いている。
“天体観測”みたいにちょっと退行してるものも
あるんだけれど、これも前へ向かうための
確認作業ともとれるね。
いいわ、すごくいい。正直な歌。


2002年10月17日(木) 自転車のスタンド

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